賃貸住宅で結露が発生する原因は?対策もご紹介
2025.02.17 更新
こんにちは!「快適」「安心」「豊か」な賃貸マンション「EFUTE(エフュート)」を提供する北ガスライフロントの松森です。
寒い季節になると、窓や壁に水滴が付いて困った経験はありませんか。
結露は放っておくと建物を傷めるだけでなく、カビやダニの発生原因となり、健康にも悪影響を及ぼす可能性があります。
今回は賃貸住宅でも実践できる結露対策について、原因から具体的な予防法まで詳しくご説明します。
目次
賃貸住宅で結露が発生する原因
結露対策をする前に、まずは賃貸住宅で発生する結露の仕組みと影響について確認しておきましょう。
結露が発生する仕組み
結露は、空気中の水蒸気が冷たい面に触れて水滴となる現象です。
室内の暖かい空気が、外気で冷えた窓や壁に触れることで発生します。
結露が発生しやすいのは以下のような場所です。
- 外気に面している窓やサッシ周り
- 室内と外気の温度差が大きい壁面
- 換気が不十分な押入れやクローゼット
- 水蒸気が発生しやすい浴室やキッチン周辺
温度差が発生しやすい場所や、水分を多く含む空気が溜まりやすい場所は、特に注意が必要です。
結露が及ぼす影響
結露を放置してしまうと、住宅や健康に対してさまざまな影響を及ぼします。
例えば、結露によって発生した水分がとどまることで、カビが繁殖しやすくなります。
その結果、壁紙が変色したり剥がれたりしてしまう可能性があります。
また、木材が腐食して、建物の構造を傷めてしまうことも。
窓やサッシの近くに木材が使われている場合はもちろんのこと、建物内部の木材まで腐食が進む恐れもあります。
加えて、結露によって発生したカビは、アレルギー性の肺炎や喘息のリスクを高める可能性があるなど、健康への影響も無視できません。
カビを餌とするダニが発生することで、アレルギー症状がさらに悪化する恐れもあります。
賃貸住宅の場合、結露による建物の傷みを放置すると、退去時に原状回復費用を請求されてしまう可能性もあるため、早めの対策が重要です。
賃貸住宅の原状回復については「原状回復はどこまでする必要がある?トラブル回避のための対策も」でも詳しく説明していますので、あわせて参考にしてくださいね。
自分でできる!賃貸住宅の結露対策
結露の発生を防ぐために、できることから始めていきましょう。
ここからは、賃貸住宅でできる結露対策についてご紹介します。
こまめに換気する
結露対策の基本は、こまめな換気です。
次のようなタイミングでの換気を心がけましょう。
- 起床時
- 料理中・料理後
- 入浴後
- 洗濯物を室内干しするとき など
上記は、空気中に水分が多くなるタイミングです。
例えば、起床時は就寝中の呼吸に水分が含まれますし、料理中や料理後は水や火を使うことで水分が発生します。
結露を抑えるのには、このようなタイミングでの換気が効果的です。
尚、石油ストーブも、燃焼時に水分を放出して室内の湿度を高めてしまう要因の一つとなります。
「賃貸では石油ストーブは禁止?使える暖房器具もご紹介」でもご紹介していますので、あわせてご覧ください。
水分をこまめに拭き取る
結露が発生したら早めに水分を拭き取るのが、結露による被害を最小限に抑える方法です。
窓やサッシの結露は、専用のワイパーや吸水性の高いタオルを使い定期的に拭き取りましょう。
毎日の習慣にすれば、カビの発生を防げます。
吸水テープで水滴を吸収する
窓枠の下部に吸水テープを貼ることで、結露による水滴を吸収できます。
100円ショップでも購入可能で、手軽に始められる対策の一つです。
ただし、テープ自体にカビが生えることもあるため注意が必要です。
定期的な交換と清掃を心がけましょう。
結露防止(断熱)シートで窓の断熱性を高める
結露防止(断熱)シートは、ポリエチレンなどの素材でできたフィルム状のシートで、フィルムの素材に含まれた空気の層が、外の冷気が窓に伝わるのを防ぎます。
外の冷気で窓が冷えてしまうのを防ぎ、結露の発生を抑えてくれます。
水を吹きかけるだけで簡単に窓ガラスに貼り付けられるものが多く、取り外し時ののり残りもないため、賃貸住宅でも安心して使用できます。
暖房効率も上がるため、冬場の光熱費節約にも効果的です。
サーキュレーターで空気の循環を促す
サーキュレーターを使って室内の空気を循環させることでも、結露の発生を抑制できます。
窓付近に設置し、空気が停滞しないようにすることがポイントです。
除湿機で部屋の適正な湿度を保つ
除湿機を使用して室内の湿度を適切にコントロールすることで、結露の発生を防げます。
適正な湿度は、40〜60%といわれています。
コンパクトな設計で持ち運びも簡単なものを選び、結露が気になる場所に設置するのがおすすめです。
除湿機だけでなく、結露防止(断熱)シートなどと組み合わせることで、より効果的な結露対策が可能です。
結露しにくい物件を選ぶ
対策を行なっても結露が改善されない場合は、住宅の断熱性に問題があるケースもあります。
その場合は、結露が発生しにくい住宅に引越すことも検討してみましょう。
断熱性能が高く、外気の影響を受けにくい家なら、結露が発生しづらくなります。
賃貸住宅の断熱性能については「賃貸物件は断熱性能も確認!構造別の違いや断熱性を高めるアイデアも」でも詳しく解説していますので参考にしてくださいね。
北ガスの賃貸マンション「EFUTE(エフュート)」は、分譲マンションレベルの断熱性を標準仕様としており、結露の発生が抑えられる設計。
また、温度・湿度などのお部屋の環境が確認できる入居者専用アプリもご用意しています。
断熱性能の高い住宅は、結露が発生しづらいことに加え、夏は涼しく・冬は暖かい住環境の実現、光熱費の削減などのメリットもありますよ!
賃貸住宅は結露対策で快適な暮らしを!
結露は放置すると、住宅へのダメージや健康への影響など、深刻な問題を引き起こす可能性があります。
賃貸住宅では、結露による被害が退去時の原状回復費用に影響する可能性もあるため、予防と早めの対策が重要です。
適切な換気や日々の手入れで結露が発生しにくい状況を作ったり、発生した結露を早めに処理したりと、対策を行なっていきましょう。
対策をしても結露の悩みが改善されない場合は、断熱性能に注目し、結露しづらい住宅に引越すのも方法の一つです。
北ガスのEFUTEは高い断熱性能で、結露の心配が少ない快適な暮らしを実現します。
札幌で賃貸住宅をお探しなら、ぜひ「EFUTE(エフュート)」をご検討ください。
著者情報

北ガスライフロント株式会社
総務企画部課長
松森 拓東(まつもり たくと)
こんにちは!北ガスライフロントの松森です。
旭川市に生まれ、東京で10年ほど生活したあと札幌に戻ってきました。
ピアノを弾くのが趣味です。
お客さまに喜んで頂ける記事をお届けできるようがんばります!