北海道でオールガスにすると光熱費はどうなる?他のエネルギーとも比較
2023.08.01 更新
こんにちは、北ガスの工藤です。
オールガスとは、給湯・暖房・調理といった家庭のメインのエネルギー源をすべてガスでまかなうことです(照明や家電には電気も使います)。
実は近年、北海道の一戸建てではオールガスを選ぶ家庭が増えてきているんです。
その理由として大きなものは、やはり光熱費!
今回のコラムでは北海道でオールガスが増えている理由や、オールガスにした場合の光熱費について解説します。
電気や灯油などほかのエネルギーとのランニングコストの比較を含め、北海道でオールガスを選ぶメリットもご紹介します。
北海道ではオールガスを選ぶ家庭が多い!その理由は?
給湯・暖房・調理といった家庭のメインのエネルギー源をガスでまかなうのが「オールガス」です。
照明や家電などでは電気も使いますが、家庭のエネルギーの大部分でガスを使用します。
「オールガス」という言葉はあまり聞いたことがないかもしれませんが、実は北海道の一戸建てではオールガスを選ぶ家庭が増えてきているんです!
北海道における暖房のエネルギー源は、昔は灯油が主流でした。
その後オール電化が増えた時期もありましたが、電気料金の値上げなどが相次ぎ、現在は価格の安定している都市ガスを選ぶ家庭が増えてきているのです。
冬の寒さが厳しい北海道では、冬の暖房使用時間が長くなります。
北海道の家庭では年間光熱費のおよそ7割を給湯・暖房が占めています。
そのため、メインのエネルギー源におトクな都市ガスを選ぶことで、光熱費をぐっと抑えることができるのです。
とくに北海道では、熱効率が高く省エネルギーな「エコジョーズ」を採用している家庭が多いです。
エコジョーズは、給湯と暖房を1台でまかなうことができるガスボイラーです。
お湯を沸かす際の排熱を再利用して熱効率を高め、少ないガス量で効率的に給湯・暖房を行うので、ランニングコストも抑えられるのです。
エコジョーズについては「エコジョーズとはどんな仕組み?北海道で使うメリットとは」もぜひご覧ください!
北海道でオールガスを選ぶと光熱費はどうなる? ほかのエネルギー源とも比較
家庭のエネルギー源をオール電化、灯油、オールガス(都市ガス)にした場合の光熱費を試算しました。
※延床面積120㎡の一戸建て住宅で、4人家族、設定温度23度、暖房時間24時間。詳細な試算条件はこちらでご確認ください。
「エコジョーズ」とガスで発電する「コレモ」を組み合わせたオールガス(都市ガス)の場合、オール電化よりも年間の光熱費が削減できます。
コレモはエコジョーズと組み合わせて使う家庭用発電機です。
ガスエンジンで発電し、発生した熱を暖房にも有効活用することで光熱費を抑えます。
もちろん家族構成やライフスタイルなどによって光熱費は異なりますが、光熱費のおトクなオールガス(都市ガス)にすれば、光熱費を節約できる可能性が高いですよ!
北海道でオールガスにする光熱費以外のメリットは?
オールガスにすると、光熱費以外にもさまざまなメリットがあります!
パワーの強いガスは立ち上がりが早く、北海道の厳しい冬の暖房のエネルギー源として最適です。
寒い日も短時間で室内を暖めることができます。
給湯は瞬間湯沸かしタイプなので、お湯切れの心配もなくたっぷりお湯が使えます。
貯湯タンクも不要なため、電気温水器と比べて機器自体がコンパクトで設置場所の圧迫感も少ないでしょう。
また、「やっぱり料理はガスコンロの直火がいい」という料理好きな方も多いです。
乾電池を使用して点火するガスコンロなら、万が一の停電時もお湯を沸かしたり料理をしたりできますね。
さらに、コレモが発電中なら、突然の停電でも発電を継続します。
コレモの電気で照明や給湯・暖房が使用できるので安心です。
コレモが停止中の停電でも、そのまま発電を開始できるオプションもあり、より安心できます。
オールガスのメリットやオール電化との違いについては「オールガス(ガス併用)とは?北海道ではオール電化とどっちがおトク?違いやメリットを詳しく!」でもご紹介しています。
こちらもあわせてご覧ください!
まとめ
●北海道の一戸建てでオールガスを選ぶ家庭が増えています。
北海道の光熱費には給湯暖房が占める割合が多いため、メインのエネルギー源をおトクな都市ガスにすることで光熱費をぐっと抑えることができるからです。
●北ガスの試算でも、オールガスはオール電化や灯油セントラルと比較しても光熱費を抑えられるという結果に。
熱効率の高いガスボイラー「エコジョーズ」と、ガスエンジンで発電する「コレモ」の組み合わせがおすすめです。
●立ち上がりが早いガスは、寒さが厳しい北海道の冬を乗り切る強い味方!
お湯切れの心配がなく、ボイラーがコンパクトといったメリットもありますよ。
光熱費の削減やエネルギー源の変更を考えている方は、ぜひ都市ガスへの切り替えも検討してみてはいかがでしょうか。
おトクになった事例もぜひご覧ください!
著者情報
エネルギー企画グループ
販売支援企画チームリーダー
工藤 鉄也(くどう てつや)
こんにちは!北ガスの工藤です。
札幌市南区生まれの南区育ち、学生時代はサッカーをずっとやっていました!
ガスへの切り替え営業担当を経て、現在は営業全般の企画を担当しております!
お客さまに喜んでいただける記事をお届けできるようがんばります!