オールガスとは?特徴やメリット、オール電化との違いを解説!
2022.02.10 更新
こんにちは、北ガスの工藤です。
給湯・暖房・調理などのエネルギー源をすべてガスにするオールガス。
オールガスの家ではどんな機器を使って、どんなメリットがあるのでしょうか?
今回のコラムでは、オールガスの特徴やメリットを解説します。
オール電化との違いについてもご紹介しますので、違いを知ってぜひ検討してみてくださいね。
オールガスとは?オールガスの家の特徴を詳しく解説
オールガスとは、給湯・暖房・調理など家庭の主なエネルギー源にガスを用いていることを指します。
照明や家電などの動力としては電気も使用しています。
たとえばオールガスの給湯・暖房には、ガスボイラーのエコジョーズを使用するケースがあります。
エコジョーズなら、今まで捨てていた燃焼時の排熱を再利用することで、高い燃焼効率を実現。
給湯暖房効率は約95%と省エネで、少ないガスで効率よくお湯を沸かし、部屋を暖めることができます。
そして、オールガスのキッチンはガスコンロ。
料理好きの方は「やっぱり直火で調理したい!」と言う方も多いです。
ガスの直火は火力が強いので、炒め物や焼き物などもしっかりおいしく焼きあがりますよ。
オールガスのメリットも詳しくチェック!
オールガスのメリットは、やはりその経済性!
とくに北海道のような寒冷地では給湯・暖房の使用量が多いので、光熱費のおトクな都市ガスにするメリットは大きいです。
オール電化から都市ガスのオールガスに切り替えた場合、光熱費の目安は以下の通りです。
※延床面積120㎡の一戸建て住宅で、4人家族、設定温度23度、暖房時間24時間。詳細な試算条件はこちらでご確認ください。
こちらは、給湯・暖房でエコジョーズを導入し、ガスで発電して電気代を抑えるコレモを導入した場合のシミュレーションです。
オールガスにした場合、オール電化に比べて光熱費を安く抑えることができます。
とくに都市ガスが利用できる地域なら、さらに安さを実感できるでしょう。
ガス機器の初期費用もオール電化よりも安いケースが多いですよ。
また、ガスは立ち上がりが早くパワーが強いこともメリット。
素早く部屋が暖まるのは、冬の寒さが厳しい北海道ではうれしいものです。
給湯は瞬間湯沸かしタイプなのでお湯切れの心配もなく、家族が多いご家庭でも温かいお湯をいつでもたっぷり使えます。
さらに、オールガスは災害時にもメリットがあります。
乾電池を使用して点火するタイプのガスコンロなら、停電時でも問題なく料理をしたりお湯を沸かしたりできるので安心です。
オールガスの場合でも照明や家電などの動力は電気を使用するため、電気代が発生します。
そこで、ガスエンジンで発電し、発生した熱を暖房にも有効活用する「コレモ」と組み合わせれば、自家発電で電気代も大きく抑えることができますよ!
コレモは、発電した際に出る熱を暖房に有効活用するため、非常に省エネなシステムです。
さらに、コレモは自宅で発電をするので、突然の停電への備えにもなります。
突然停電が起きても、コレモが稼働中ならそのまま発電が継続。
専用のコンセントから最大750Wまでの電気を使用でき、暖房や給湯もそのまま利用できるので安心です。
オールガスとオール電化の違いとは?
オール電化とは、給湯・暖房・調理を含め、家庭で必要とするエネルギーのすべてを電気でまかなっていることをいいます。
給湯は電気温水器やエコキュート、暖房はエアコンや電気ヒーター、キッチンはIHクッキングヒーターなどを用いています。
オール電化は、夜間の電気代が安いプランを契約し、夜間に電気温水器でお湯を沸かしておくという使い方がメインです。
夜間を中心に大きな電力を使うのであれば、光熱費を安く抑えられるケースもあります。
しかし、北海道のような寒冷地で1日中暖房をつけていたり、家族の多いご家庭でお湯が足りなくなって昼間に湯沸かししたりすると、オール電化の経済的なメリットを受けにくくなってしまう可能性があります。
暖房の使用量が多い寒冷地や、お湯をたくさん使ったり日中にも電気をたくさん使ったりするライフスタイルのご家庭では、オールガスの方が経済的なメリットが大きいかもしれません。
キッチンでは火を使わないので、吹きこぼれによる火の立ち消えがないのもメリット。
IHクッキングヒーターには凸凹がないので、掃除もしやすいです。
ただし、停電が起こると給湯・暖房・IHクッキングヒーターすべてが使えなくなってしまうというデメリットがあります。
まとめ
●オールガスとは、給湯・暖房はガスボイラー、キッチンはガスコンロと、家庭の主なエネルギー源にガスを用いていることを指します。
照明や電化製品の動力には電気を使用します。
●オールガスは、光熱費が抑えられることがメリット。
とくに給湯暖房の使用量が大きい北海道などの寒冷地ではそのメリットも大きいです。
また、ガスは立ち上がりが早くパワーも強いので寒い冬にも素早く部屋を暖められますし、お湯切れの心配もありません。
ガスで発電するコレモと組み合わせると、光熱費をさらに押さえつつ急な停電にも備えることができます。
●オール電化は、給湯・暖房・調理を含め家庭で必要とするエネルギーのすべてを電気でまかなっています。
夜間の電気代が安いプランを契約し、夜間に電気温水器でお湯を沸かしておくという使い方がメイン。
一日中暖房を使用したり、昼間に追加で湯沸かしするほど多くのお湯を使ったりするご家庭では、オール電化の経済的なメリットを感じにくいかもしれません。
停電が起こるとすべての電気機器が使えなくなってしまうことにも注意しましょう。
光熱費の削減やエネルギー源の変更を考えている方は、都市ガスへの切り替えも検討してみてはいかがでしょうか。
おトクになった事例もぜひご参考ください!

著者情報

エネルギー企画グループ
販売支援企画チームリーダー
工藤 鉄也(くどう てつや)
こんにちは!北ガスの工藤です。
札幌市南区生まれの南区育ち、学生時代はサッカーをずっとやっていました!
ガスへの切り替え営業担当を経て、現在は営業全般の企画を担当しております!
お客さまに喜んでいただける記事をお届けできるようがんばります!