オール電化の光熱費は高い?北海道での電気代やおトクに使う方法
2024.01.29 更新
こんにちは、北ガスの工藤です。
オール電化の光熱費は高いの?安いの?
気になる方も多いのではないでしょうか。
特に寒冷地である北海道では暖房を使う機会も多く、オール電化の光熱費が高いと感じる方も多いかもしれません。
今回は、北海道でオール電化を使う際の光熱費の相場や電気代が高くなってしまう理由、オール電化の光熱費を節約する方法などについてご紹介します。
目次
北海道・札幌でのオール電化の光熱費・電気代は高い?相場をチェック!
まずはオール電化の年間の光熱費を確認しましょう。
※延床面積120㎡の戸建て住宅で、4人家族、設定温度23度、暖房時間24時間。詳細な試算条件はこちらでご確認ください
オール電化(従来型)の光熱費は、灯油や都市ガス(コレモ+エコジョーズ)の光熱費と比べると高くなっています。
オール電化と都市ガスの光熱費について、詳しくはこちらもご覧ください。
オール電化と都市ガスを比較!光熱費やメリットを詳しくチェック
では、北海道でオール電化の光熱費や電気代はなぜ高くなってしまうのでしょうか?
北海道でオール電化の光熱費・電気代が高い理由
北海道でオール電化の光熱費や電気代が高くなってしまう理由を見ていきましょう。
①ライフスタイルに合っておらず、昼間の高い電気を使っている
オール電化の多くのプランでは深夜の割安な電気を使ってお湯を作るのが主流。
電気代が比較的安い夜間に電気でお湯を沸かし、ためておきます。
昼間は夜に沸かしたお湯を使うため、昼間に使う電気を少なく抑えることができます。
ただしオール電化住宅向けの電気料金プランは、夜間は安くてもその分昼間の電気料金が割高となっていることがほとんど。
そのため、ライフスタイルによっては昼間の高い電気を使う必要が出てくることもあるのです。
例えば、共働きの家庭であれば日中は家に人がいない日も多いので、昼間に電気を使うことが少なく、深夜の安い電気を中心に過ごせるので節約になるかもしれません。
しかし、日中に自宅にいる時間帯が長い家庭では、深夜に沸かしたお湯を昼間に使い切ることもあり、それ以上お湯を使うなら昼間の高い電気を使って沸かす必要があります。
このようにライフスタイルによっては、光熱費が高くなってしまう場合があるのです。
②使用している機器が古い
オール電化住宅で使っている機器が古い場合、消費する電力が多いために電気代が高くなることがあります。
オール電化住宅が普及し始めた1990年ごろには、暖房のために蓄熱暖房機やパネルヒーター、給湯のために電気温水器などが設置されました。
当時はこれらの設備が主流でしたが、現在では省エネ性能に優れたエコキュート(ヒートポンプ給湯器)や寒冷地向けの暖房用エアコンなどが普及しています。
ヒートポンプで取り込んだ空気の熱を使ってお湯を沸かすことができるシステムなので、電気の使用量が少なくて済み、電気代を抑えることもできるようになりました。
電気温水器の寿命は10~15年程度と言われており、使用頻度や使い方によって異なりますが、10年を過ぎると故障や不具合等が出やすくなるほか、新しい機器に比べて消費する電力が多い場合があります。
③電気代が高騰している
全ての住宅設備を電気でまかなうオール電化住宅では、電気代高騰の影響を受けやすいです。
電気代の高騰には、東日本大震災以降の電力不足やウクライナ危機による燃料の輸入価格高騰が背景の一つとして挙げられます。
オール電化の電気代が高いとお悩みであれば、エネルギーの切り替えもご検討を。
まずは光熱費診断で、どれくらい光熱費がおトクになるか5秒で簡単チェック!
北海道でオール電化を使う注意点
北海道のオール電化住宅は光熱費が高くなってしまう理由について見てきました。
ここからは、電気代以外に考えられる注意点についてご紹介します。
設備導入の初期費用や修理・交換費用などが高額
オール電化住宅で使用される電気給湯器は種類が豊富なため、高性能な機種は導入費用が高額になりがちです。
停電時にストップしてしまう設備が多い
住宅設備の動力源が全て電気1本というのは光熱費の管理がしやすい反面、災害時に停電になってしまうと、照明、キッチン、お風呂、暖房などが使えなくなってしまいます。
地震や台風など自然災害の多い日本。
特に北海道の場合は、停電で暖房が止まってしまうのが気になるところ。
もしもの時のために太陽光発電や蓄電池、ガスによる発電を検討される方も多いようです。
通電カットの時間がある
オール電化の場合、1日の中で2時間通電がカットされる電気プランを利用している家庭もあるでしょう。
一時的に暖房が止まってしまうため、寒さを感じることもあります。
北海道でオール電化の高い光熱費・電気代を節約する方法
電気料金の値上げの影響を大きく受けてしまうオール電化。
使い方の工夫や契約プランの見直しでオール電化の光熱費を抑え、これを機にエネルギーの見直しも検討してみましょう。
電気料金が安い時間帯を活用
オール電化では夜間の電気料金は割安、日中の電気料金は割高となっている料金プランを契約することが多いです。
この電気料金はすべての消費電力に当てはまります。
洗濯機や食器洗い乾燥機、炊飯器などタイマー機能を利用できる電化製品は電気料金が安い時間帯に使用するように工夫すると良いでしょう。
スマートフォンの充電も夜間がおすすめです。
電気料金の契約プランを確認・見直しする
「夜間の電気料金が割安」とひと言でいっても、具体的に何時から何時までのことでしょうか?
契約の料金プランごとに、割安になる時間帯が異なります。
家庭のライフスタイルに合ったプランになっているのか確認してみましょう。
電気代が割安な時間と電気を使う設備の稼働設定時間がずれていると、多額の電気代がかかってしまう場合があります。
ライフスタイルの変化にも合わせて定期的に見直しをするのをおすすめします。
エネルギーを変えることも視野に
オール電化住宅では工夫次第で節約も可能ですが、北海道では暖房による電気の使用量がどうしても多くなるため、特に電気代が高騰している現在は節約にも限界があります。
おうちのエネルギーを考える際は、色々なエネルギーと比較検討を行ってから判断することをおすすめします。
すでに住居を構えている方も思い切ってエネルギーを見直すと、今の生活より省エネにつながることもありますよ。
毎月の光熱費を節約するために、都市ガスへの切り替えを検討してみませんか?
給湯・暖房のシステムをオール電化から都市ガスに切り替えることで、毎月の光熱費がおトクに。
通電カットの時間がないので、オール電化住宅の悩みでもある通電カット時間の寒さも解消できます。
都市ガスへ切り替えるなら、熱効率が高く少ないガス量で効率よくお湯を沸かすことができる「エコジョーズ」の導入がおトク!
瞬間湯沸式なので、お湯切れの心配もありません。
さらに、ガスマイホーム発電機「コレモ」を併用すれば、災害時でも電気やガスを使用できるので安心です。
北ガスが実施したアンケートでは、オール電化からエコジョーズへ切り替えたお客さまの92%が光熱費が下がったことを実感しています。
都市ガスへの切り替え手続きは4ステップでカンタン!
- 北ガスに相談
- ヒアリング
- 切り替え工事
- ご利用開始
エネルギーの切り替えについてご検討中なら、まずは光熱費診断でどれくらい光熱費がおトクになるか、カンタン5秒で診断!
オール電化から都市ガスへの切り替えでお悩みなら、こちらのコラムもあわせてご覧くださいね。
オール電化に向いている家庭・向いていない家庭とは?電気代の目安も
オール電化をやめたい…よくある後悔や失敗体験はガスへの変更で解決!
まとめ
●北海道でのオール電化の光熱費・電気代の相場は?
オール電化(従来型)の光熱費は、都市ガスや灯油に比べて高いことが多くなっています。
●オール電化住宅の光熱費が高い理由
住宅設備のすべてを電気で動かすオール電化。
昼間の高い電気を使っていたり、使用している機器が古かったりすると、電気代が高くなってしまいます。
オール電化住宅の場合は、電気代高騰の影響を受けやすいです。
●オール電化のデメリットは電気代以外にも
オール電化は初期費用や修理・交換などのメンテナンス費用が高い傾向があります。
さらに、災害時に停電した際に電気が使えなくなる危険性もあります。
●オール電化の電気代を節約する方法
オール電化住宅で電気代を節約するには、契約中の料金プランを確認し、おトクな時間帯に電気を使うように心がけましょう。
電気温水器の設定時間を確認したり、電化製品のタイマー機能を上手に使ったりと工夫をしてみましょう。
都市ガスへの切り替えなど、エネルギー源の見直しが省エネにつながることもありますよ。
1年間の光熱費を比較すると、オール電化よりも都市ガスの方が光熱費がおトク。
光熱費を見直す際は、エネルギー源を都市ガスに切り替えることも検討してみてくださいね。
著者情報
エネルギー企画グループ
販売支援企画チームリーダー
工藤 鉄也(くどう てつや)
こんにちは!北ガスの工藤です。
札幌市南区生まれの南区育ち、学生時代はサッカーをずっとやっていました!
ガスへの切り替え営業担当を経て、現在は営業全般の企画を担当しております!
お客さまに喜んでいただける記事をお届けできるようがんばります!