電気のプランの選び方を解説!自分に合ったプランで無理なく節約を
2025.06.30 更新
電気代が高くて家計に負担を感じている…という方は多いのではないでしょうか。
無理なく電気代を節約するためには、ご家庭のライフスタイルに合った電気のプランを選ぶことが大切です。
しかし、数多くのプランの中から自分に最適なものを選ぶのは、なかなか難しいもの。
今回は、ライフスタイルに合った電気プランの選び方について、わかりやすく解説していきます。
電気のプランを比較する際の注意点についても紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。
プランの選び方を知る前に。電力会社と電気料金の基本を確認!
電気のプランを選ぶ前に、まずは電力自由化による電力会社の種類と電気料金の仕組みについて理解しておきましょう。
電力会社の選択肢
電力自由化を受けて、「地域の電力会社」に加えて、「新電力会社」が参入し電力会社の選択肢は大きく広がりました。
地域の電力会社とは、従来からその地域で電力供給を行なってきた事業者のことで、供給地域ごとに「北海道電力」「東北電力」「東京電力」「中部電力」「北陸電力」「関西電力」「中国電力」「四国電力」「九州電力」「沖縄電力」の10社があります。
一方、新電力会社は電力自由化で新たに参入した会社で、ガス会社や通信会社など異業種から参入している企業が多いのが特徴。
独自の料金プランやセット割引、ポイントサービスなどが売りの一つになっているケースが多くあります。
料金面でのメリットやポイント還元などが大きい場合もありますが、一方で、供給エリアや契約条件がそれぞれ異なるため、契約前に内容をしっかり確認することが大切です。
「地域の電力会社」と「新電力会社」それぞれの特徴を理解し、ご自身に合った選択をしましょう。
電気料金の基本
料金体系や契約アンペア数、使用時間帯などの基礎知識を身につけることで、自分に最適なプランを見つけやすくなりますよ。
電気料金の基本的な料金体系
電気料金には主に「固定でかかる部分(基本料金)」と「使用量に応じて変わる部分(従量料金)」があります。
基本料金は、契約している容量に基づいて毎月決まった金額が請求されます。
電気を使わない月でも発生する固定費用で、契約容量が大きいほど金額も高くなります。
従量料金は、実際に消費した電力量に対して課金される料金です。
一般的なプランでは、電気を多く使うほど料金単価が変わる設定になっています。
これらの基本的な料金に加えて、市場価格の変動等を反映した調整額などが加算されて月々の電気代が決定されます。
電気代の仕組みについては、こちらで詳しくご紹介しておりますので、あわせてチェックしてみてください。
契約アンペア数
契約アンペア数は、家庭で同時に使用できる電力の上限を決めたものです。
契約アンペア数が実際の使用量より少ないと、複数の家電を同時に使用した際に電力が不足し、安全装置(ブレーカー)が作動して電気が止まることがあります。
反対に、実際の使用量に比べて過度に大きな契約をしていると、固定でかかる基本料金が必要以上に高くなってしまいます。
適切な契約アンペア数を選ぶには、普段の生活で同時に使用する家電の消費電力を把握することが大切です。
使用時間帯による料金設定
電力会社では、電気を使用する時間帯によって料金が変わるプランを提供している場合があります。
電力需要が高い時間帯では料金が高く設定され、需要が少ない時間帯では料金が安く設定されるのが一般的です。
電気温水器や蓄熱式暖房などで夜間に多くの電力を消費するオール電化のご家庭向けに提供されていることが多いです。
多くの場合、以下の時間帯に料金区分が設定されています。
- ピーク時間(例:夏季の平日の午後1時~午後4時):最も料金が高い
- 昼間時間(例:ピーク時間を除く日中):中程度の料金
- 夜間時間(例:午後11時~翌朝の午前7時):最も料金が安い
また、平日と休日で異なる料金設定をしているプランもあり、生活パターンに合わせて選択することで電気代の節約が期待できます。
電気のプランの選び方をチェック!
自分に合った電気のプランを選ぶには、まずは現在の使用状況を把握することが大切。
それをもとに自分に合ったプランを見つけていきましょう。
現在の電気の使用状況を確認する方法
電気のプランを選ぶ前に、まず自分の電気使用パターン・使用量を把握しましょう。
検針票や、契約している電力会社の会員サイト(またはアプリ)などから、以下の項目を確認します。
契約内容
検針票や会員サイトのマイページなどには現在の契約プラン名、契約アンペア数、基本料金が記載されています。
これらの情報から、現在どのような契約をしているかを把握できます。
電気の使用状況によって異なりますが、契約アンペアの目安は、1人暮らしで20〜30A、4人家族で40〜50Aといわれています。
契約アンペア数が自分の生活に適しているかチェックしてみましょう。
また、契約アンペアでの基本料金が妥当か、他の電力会社と比較してみるのもおすすめです。
電気使用量
月別の電気使用量(kWh)を過去1年分確認し、年間を通した使用パターンを把握します。
夏場の冷房や冬場の暖房により使用量が大きく変動する場合は、その変動幅もチェック。
季節や時間で大幅に電気代が上がっている場合は、家電の使い方や使う時間に気をつけると電気代を抑えられるケースも多いです。
平均的な月間使用量を計算することで、自分がどのようなタイプのプランに適しているかが見えてきます。
時間帯別使用状況
日中は外出していることが多いか、夜間に集中して電気を使うかなど、電気を使用する時間帯のパターンを振り返ってみましょう。
朝の身支度時間、日中の在宅時間、夕方から夜にかけての使用状況を整理することで、時間帯によって電気代が変わるプラン(時間帯別プラン)が、自分に向いているかどうかわかります。
料金明細
電気料金明細では、基本料金と従量料金の内訳を確認できます。
どちらの割合が高いかによって、「たくさん使うほどお得なプラン」か「使わないと安く抑えられるプラン」かを選ぶ参考になります。
自分に合った電気プランの見つけ方
ライフスタイルはもちろん、セット割引やサポート体制なども見ながら適したプランを探してみましょう。
1. ライフスタイルに合ったプランを選ぶ
生活パターンによってマッチする電気のプランが異なります。
【例① 一人暮らしで電気の使用量が少ない】
電気使用量が少ない場合、使用量に応じて料金が決まる従量制プランがおすすめ。
基本料金が低く設定されているプランや、少量使用時の単価が安いプランを選ぶことで、無理なく節約しやすくなります。
【例② 共働き世帯で平日の昼間は家にいない】
平日の日中は電気使用量が少なく、朝夕や休日に使用が集中しやすい共働き世帯は、時間帯によって料金が変わるプランも選択肢の一つ。
夜間や休日の料金が安く設定されているプランを選ぶことで、無理なく電気代の節約ができますよ。
共働きのご家庭でも、在宅のお仕事で家にいる時間が長い場合は、夜間が割安・昼間が割高のプランを選択してしまうと電気代の負担が大きくなってしまうので注意が必要です。
【例③ 子育て世帯で電気の使用量が多い】
家族が多い世帯では電気使用量が多くなるため、使用量が多いほどお得になるプランがおすすめです。
一定量までは定額で、それを超えた分は安い単価が適用されるプランや、電力使用量の多い方向けの割引があるプランを検討しましょう。
2. セット割引を活用して選ぶ
他サービスとの組み合わせによる割引制度を設けている電力会社もあります。
代表的なセット割引には次のようなものがあります。
- ガスと電気のセット割
- インターネットと電気のセット割
- スマートフォンと電気のセット割
その他、灯油やガソリン、ケーブルテレビなど生活関連サービスとのセット割引が利用できることもあります。
電気のセット割引については、下記コラムもあわせてご覧ください。
電気とのセット割は何がおすすめ?メリット・デメリットを紹介!
また、新規契約者向けのキャンペーンも要チェックです。
特典内容や適用条件をしっかり確認して、おトクに契約しましょう。
「北ガスの電気」では、ガスと電気をセットでご契約いただくとさらにおトクに!
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3. サポート体制や契約条件を重視して選ぶ
電力会社によってサポート体制が大きく異なります。
以下の点を事前に確認しておくと安心です。
- 問い合わせ窓口の対応時間
- 緊急時の連絡体制
- 専用アプリやWebサービスの充実度
- 節電や省エネに関するアドバイス提供の有無 など
北海道で選ぶなら「北ガスの電気!」
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北海道電力の従量電灯Bと比較して、電力量料金が3%おトクになります。
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利用しているガス機器によっては、さらに1~3%の付帯割引があり、よりおトクに電気をご利用いただけます。
※1 北ガスジェネックス(株)のほか、(株)エナジーソリューション、(株)北海道熱供給公社をご利用のお客さまも含みます。
※2 道内都市ガス事業者とは、旭川ガス(株)、岩見沢ガス(株)、帯広ガス(株)、釧路ガス(株)、滝川ガス(株)、苫小牧ガス(株)、美唄ガス(株)、室蘭ガス(株)のいずれかを指します。
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電気とガスをまとめると手続きが1回で済むというメリットも!
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電気のプランを選ぶ際の注意点
電気のプランを選ぶ際には、料金やサービス内容だけでなく、契約条件や住宅の制約についても事前に確認しておくことが大切です。
注意点① 契約条件をしっかり確認!
契約に関する次の点も確認しておきましょう。
- 契約期間の設定
- 解約金・違約金の有無
- 料金の支払方法
プランによっては、最低契約期間が設けられている場合があります。
解約時に解約金や違約金が発生するプランもあるため、契約期間や解約時の解約金・違約金の有無は、事前に確認しておくようにしましょう。
北ガスの電気の場合は、原則、解約金・違約金は発生しません。
また、料金の決済方法も口座振替、クレジットカード、コンビニ払いなど電力会社によって対応状況が異なります。
ご自身が希望する支払方法に対応しているかも確認しておきましょう。
注意点② お住まいの住宅にプラン選びの制約がないか確認!
お住まいの住宅によっては、電力会社の変更に制約がある場合があります。
【変更可能なケース】
- 戸建て住宅
- 個別契約の集合住宅
【変更に制約があるケース】
- 建物全体で一括契約している集合住宅
- 管理会社が電力会社を指定している場合
電力会社の変更については、下記コラムもあわせてご覧ください。
賃貸の電力会社は勝手に変更できる?電気契約を変える流れや選び方も
電力会社の変え方を解説!乗り換えのメリットや手続きに関するQ&Aも
注意点③ 料金とサービスは総合的に比較を!
ポイント還元率が高かったりキャンペーン特典が豊富だったりと魅力的に見えるプランでも、電気代自体はあまり安くならないというケースもあります。
ポイント還元率や特典だけに注目するのではなく、月々の電気代がどれくらい安くなるのかを把握した上で、ポイントや特典も含めて総合的に比較検討するのがおすすめです。
まとめ
●プラン選びの前に押さえておきたい電力会社と電気料金の基本
電力自由化以来、電力会社は「地域の電力会社」に加えて「新電力会社」が参入し、選択肢が広がりました。
電気料金は固定でかかる部分(基本料金)と使用量に応じて変わる部分(従量料金)で構成されています。
契約アンペア数も電気代に大きく影響するため、生活スタイルに合わせた契約をすることが大切です。
プランによっては、時間帯によって料金が変わることもあります。
それぞれの特徴を理解し、ご自身に合った選択をすることが大切です。
●ライフスタイル別の電気プランの選び方
検針票や電力会社の会員サイトなどから契約内容、電気使用量、時間帯別使用量などを確認し、自分の電気使用パターンを把握しましょう。
生活スタイルに応じたプランを選ぶことで無理なく電気代を節約できます。
セット割引やサポート体制などにも注目しながら、適したプランを吟味していきましょう。
なお、北海道にお住まいの方は「北ガスの電気」がおトクです!
●電気プランを比較する際のコツ・注意点
料金の安さだけでなく、契約条件や住まいの状況による制限がないかもチェック。
住まいの状況によっては、電力会社の変更が難しいこともあります。
また、ポイント還元率や特典だけに注目せず、電気代がきちんと安くなるかもチェックしましょう。
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