ガスコンロとIHの違いはここ!メリットデメリットも
2018.12.17 更新
こんにちは!北ガスの鈴木です。
みなさんのおうちはガスコンロとIHクッキングヒーターどちらを使っていますか?
ガスコンロとIHは調理の際に「火を使うか使わないか」という特徴が分かりやすいですが、それぞれの違いはしっかり把握していますか?
今回はガスコンロとIHクッキングヒーターの違いについてご紹介。
メリットとデメリットもしっかり知って、比較検討してみましょう!
ガスコンロのメリットとデメリットを再確認!IHとの違いとは
おうちの台所には使い慣れたガスコンロ。
IHも気にはなるけど、やっぱり使い慣れたガスコンロが良いという方も多いです。
IHより火力が強いのと、停電時に強い、使える調理器具の幅が広い面があり、料理をよくする主婦の方に人気です。
そんなガスコンロのメリットとデメリットを、改めて詳しくご紹介します!
ガスコンロのメリット
【メリット1】停電時でも使える
ガスをエネルギー源としているので、万が一停電になってしまっても使用可能です。
停電中は不安な気持ちになってしまいますが、そんな時こそ家族に作りたての温かい料理をふるまいたいですよね。
赤ちゃんがいるご家庭ではミルクに使うお湯が必要不可欠な場合も。
炊飯器が使えなくても、お鍋でご飯を炊くことだってできますよ。
※ガスコンロも点火の際に電気を使います。乾電池タイプと100V電源タイプがあり、100V電源タイプでも万が一の時には乾電池で点火できるようになっています。(一部、別売りの場合があります。)
【メリット2】お子さまへ「火」の教育ができる
最近は火を見たことがないお子さまが増えているそうです。
日常でマッチを使う機会はほとんどなく、禁煙や電子タバコを推奨する時代なのでライターを見る機会もぐっと減ったでしょう。
身近で火を使うことで「正しい火の扱い方」をお子さまへ教育することができます。
見慣れていないと火はこわいというイメージが強いかもしれませんが、正しく扱うことができればこわくありません。
火への正しい知識が防災にもつながりますし、災害時には電気やガスの代わりに火が活躍します。
火を知ることはお子さまの「生きる力」を育むことにもつながるのです。
【メリット3】使える調理器具の種類が多い
ガスコンロは使用する調理器具を選びません。
ほとんどの鍋やフライパンを使用することができるので、長く使っていて愛着のあるものや、実家から譲り受けたものなども問題なく使うことができます。
ガスコンロのデメリット
【デメリット1】火を使うという面で注意が必要
直接炎を使って調理をするので、火災の心配があるイメージがあります。
小さなお子さまや高齢者がいる家庭だと一瞬目を離した隙に、燃え移りなどの面では心配ですよね。
しかし実際に火を目にするので、自然と「危ない」「熱い」という意識は働くでしょう。
今ではコンロの安全センサー搭載は法律で義務付けられています。
現代の最新式ガスコンロには、自動センサーの消し忘れ防止機能や安全機能などもついていますので、安心してお使いいただけますよ!
【デメリット2】掃除が大変
ガスコンロはでこぼこした部品やパーツがあり、掃除が少し面倒かもしれません。
ゴトクを取り外して掃除できるタイプもありますが、やはりフラットなIHと比べるとお手入れが少し大変です。
ただし現在はコンロも進化して掃除が楽なデザインも多種多様に出ています。
きちんと選べば掃除も楽になりますよ♪
【デメリット3】夏の調理が暑い
夏の暑い時期に炎を使って調理をするのはとても暑いです。
長時間の料理となると、暑い空気がキッチンだけではなくリビングやダイニングにも広がってしまうことも。
IHのメリットとデメリットを知ろう!ガスコンロとの違いとは
IHクッキングヒーターは、電気の力で鍋底を発熱させて加熱料理をします。
ガスコンロより見た目がすっきりとおしゃれで、特にお手入れの手軽さで人気です。
IHのメリットとデメリットをそれぞれ、さらに詳しくご紹介します!
IHクッキングヒーターのメリット
【メリット1】掃除がしやすい!
IHの形状はフラットなガラス天板です。
でこぼこした備品やパーツがないので、調理後の掃除は汚れや吹きこぼれを布巾で拭き取ればOK!
掃除の時間も手間も少なく済みます。
【メリット2】火がないので安全なイメージ
調理に火を使わないので安全なイメージがあるのもメリットですね。
衣服や近くに置いたふきんへ火がついてしまったり、うっかり触って燃え移ってしまったりなどの直接的な火災の危険性が低くなります。
お子さまや高齢者、ペットなどがいる家庭でも使いやすい印象があるでしょう。
ただし、油の温度が上がると油自体からも発火してしまうため、IHもガスコンロもある程度危険性は同じところがあります。
「火を使わない=安全」ではないので、十分に注意は必要ですよ。
【メリット3】調理中に暑くなりにくい
IHは空気を熱さずに調理器具へ直接熱がいきやすいため、キッチンの温度に変化が少ないです。
特に独立タイプのキッチンで長時間調理をすると熱がこもりがちですが、夏場も快適に料理ができるでしょう。
IHクッキングヒーターのデメリット
【デメリット1】停電時に使用できない
停電時にはIHは使えません。
お湯を沸かすことすらできなくなってしまいます。
日本は災害の多い国です。
最近は地震や台風などが頻発していることもあり、停電時に使用不可になってしまうのは不安があります。
カセットコンロを用意しておくなど、日頃から備えておくと安心ですね。
【デメリット2】複数のヒーターを同時に使うと火力が自動で制限され、調理に時間がかかることも
多くのIHは、総消費電力が設定値から超えないように、2つ以上のヒーターを同時に使用すると火力が自動的に制御されます。
このことによって最大火力が出せなくなり、メニューによっては調理時間がかかることも多いようです。
制御がかからなければ十分強い火力で使用できますので、1つ使うか複数使うかを考えながら調理すると良いでしょう。
【デメリット3】熱くなっているのか分かりにくい
IHは火がない安心感もありますが、一見熱くなっているのか分かりにくいものです。
電源を切っても熱さは続くので、うっかりプレート面に触れてしまったり、物を置いて焦がして(溶かして)しまうこともあるようです。
お子さまが危険と気付けず触ってしまう恐れもあります。
熱いうちは警告ランプがつく製品も多いので、しっかりと確認するようにしましょう。
【デメリット4】IH対応の専用器具が必要
IHの仕組み上、アルミや銅の調理器具は使えません。冬に活躍する土鍋もNGなものが多いです。
鍋底の直径が小さすぎたり、鍋底が丸くなっていたり反っているものも使用できないので、購入の際には形状にも注意が必要です。
また、IH対応の鍋はステンレスで重いものが多いため、慣れるまではちょっと違和感があるかもしれませんね。
調理器具を買う時は「IH対応」などの記載を確認しましょう。
IHは電力の消費量大!「オールガス」の選択もおすすめ
IHとガスコンロにはそれぞれメリット・デメリットがありますので、どちらにするか迷ってしまいますよね。
IHクッキングヒーターはとっても機能的ですが、実は電力の消費量が大きいんです。
電気を使う家電の中でも、消費電力が高いものの1つです。
そのため調理時間が長い家庭は特に、電気をたくさん消費してしまうのです。
また、キッチンにIHを導入したことで、電気会社との契約アンペアに影響が出ることも。
消費電力が高いIHを使用していると、節約のために契約アンペアを下げるとブレーカーが落ちやすくなり、日常生活に影響が出ることも少なくありません。
また、電気使用量が多く契約アンペアが上がってしまうと、電気の基本料金自体も上がってしまいます。
もし現在、給湯や暖房などですでに都市ガスを使っているのであれば、キッチンもガスコンロにしてみてはいかがでしょうか。
エコジョーズやマイホーム発電と一緒に使うと、安い料金メニューになるので光熱費もおトクになりますよ!
エネルギーの切り替えや家庭でできるエコの取り組みなどについては、MOTTO! 北ガスが提案する「都市ガスなどエネルギー切り替え」のページもぜひ参考にしてみてください。
ガスは火を使うので危ないというイメージがあるかもしれませんが、最新のガスコンロには賢い「温度センサー」が搭載されています。
火を消し忘れても一定時間経つと自動消火してくれたり、鍋を火から離すと自動で弱火にしてくれたりと、安心して調理することができます。
そのほか温度調節機能や調理タイマー、湯わかし機能や炊飯機能までついていたり、スマートフォンでコンロへレシピを送信して火加減や時間を調節してくれる最新機能まであるので驚きです!
フラットなガラストップ天板を選ぶと汚れがこびりつきにくく、簡単に拭き取れるので掃除も楽になります。
まとめ
- ガスは強火で一気に火を通す炒め物などは、とてもおいしく作ることができます。ただし、調理時には炎を使うので、夏は暑くなりがち。火を使うことで危ないというイメージもありますが、火の正しい使い方についてご家庭でお子さまに伝えることもできますよ。
- IHクッキングヒーターは使いやすさやお手入れの手軽さで人気です。フラットな天板は掃除もしやすいです。ただし、IH対応の調理器具を用意しなくてはいけません。停電時には使えなくなってしまうことも、災害の多い日本では不安要素の一つです。
- キッチンにIHを導入することで契約アンペアが上がり、電気代の基本料金に影響が出ることもあります。電気の基本料金自体も上がってしまうことに。
- 給湯や暖房などですでにガスを使っているご家庭なら、ガスコンロにするのもおすすめです。北ガスの天然ガスボイラー「エコジョーズ」やマイホーム発電と一緒に使うと、効率的に給湯・暖房を行いながら光熱費も節約することができますよ。安全機能と便利機能を兼ね備えた最新ガスコンロもおすすめです。