オール電化からガスに変更!費用や工事の流れ、費用節約の方法まで
2023.08.01 更新
こんにちは、北ガスの工藤です。
家のエネルギーをオール電化からガスに変更する場合は、ガス管の引き込み工事が必要です。
「大掛かりな工事になるの?」「費用はどのくらい?」と、分からないことだらけだと思います。
そこで今回のコラムでは、オール電化からガスに変更する際の流れや工事内容、かかる費用などをご紹介。
気になる費用を少しでも抑える方法もあわせてお伝えします。
オール電化からガスに変更を検討している方はぜひご覧ください!
オール電化からガスに変更!そのメリットや工事内容・流れをチェック
給湯・暖房をオール電化からガスに変更すると、毎月の光熱費がおトクになります!
たとえば、オール電化(従来型)から、ガスエンジンで発電する「コレモ」+熱効率が良く省エネ性の高いガスボイラー「エコジョーズ」に切り替えると光熱費がおトクに。
※延床面積120㎡の一戸建て住宅で、4人家族、設定温度23度、暖房時間24時間。詳細な試算条件はこちらでご確認ください。
ガスボイラーは瞬間湯沸かし式なのでお湯切れの心配がないため、いつでも快適に使うことができます。
オール電化では電気温水器にお湯をためて使うので、大きな貯湯タンクを設置する必要がありました。
貯湯の必要がないガスボイラーは電気温水器に比べてコンパクトなので、設置場所もすっきりするというメリットもありますよ。
オール電化からガスに変更するのに必要な工事や変更の流れは?
オール電化からガスに変更するためには、ガス管を敷地内に引き込む工事と、ガス機器の取り付け工事が必要です。
変更の流れとあわせて紹介しますね。
【1】見積もり・契約・工事打ち合わせ
まずはガス会社などへ切り替えの相談を。
ガス機器や工事の見積もりを確認し、契約、工事日程の打ち合わせなどを行います。
【2】切替工事
切り替えは簡単4ステップで完了!
①本支管工事(道路部分)
自宅前の道路にガス管を埋設する工事です。
すでに自宅前までガス管がきている場合は不要です。
②引き込み管工事(道路部分)
本支管から自宅の敷地境界までガス管を引き込む工事です。
すでにガスを使用していたり、過去にガスを使っていたなど、すでにガス管が通っている場合は不要です。
③敷地内配管工事
引き込み管からガス機器まで配管をつなげる工事です。
④ガス機器取付工事
必要なガス機器の取り付け工事です。
ガスメーターの点検、開栓作業、動作確認などを行って終了。
【3】利用開始
都市ガスへの切り替えは簡単!
本支管工事や引き込み管工事が必要な場合は、道路管理者への申請などに1か月程度かかります。
オール電化からガスに変更するなら費用はどのくらい?
気になる工事費用を、工事の内容別にご紹介します。
①本支管工事の費用目安
基本的にガス会社の負担となりますが、ガス会社ごとに定められた一定額以上かかる場合は、超えた分を利用者が負担します。
本支管が家の近くまできている場合、利用者負担はほぼないことが多いですが、遠くから引き込む場合は負担が発生する可能性もあります。
金額はガス会社によって異なるので、見積もりをとって確認しましょう。
②引き込み管工事の費用目安
ガス会社が負担するため、利用者の負担はありません。
③敷地内配管工事の費用目安
1m引き込むごとに1万円前後が相場で、配管が長くなればなるほど価格も高くなります。
一般的な住宅では15~20万円程度が目安となるでしょう。
こちらもガス会社によって異なるので、見積もりで確認しましょう。
④ガス機器取付工事の費用目安
ガス機器の種類や業者によって異なるため、見積もりで確認しましょう。
現在使っているオール電化設備の撤去費用もかかることを頭に入れておきましょう。
オール電化からガスに変更するタイミングや費用を抑える方法
オール電化からガスへ変更する方は、主に次のようなタイミングで検討しています。
【1】オール電化を不便に感じたタイミング
オール電化の場合、給湯は電気温水器で沸かしてためておいたお湯を使うスタイル。
家族が増えたときに「シャワーや入浴時にお湯切れが気になってしまう!」という声も少なくありません。
使っている途中にお湯がなくなってしまうと、新たにお湯を沸かすまで時間がかかってしまい不便です。
ガスボイラーなら瞬間湯沸かし式なので、お湯切れの心配もなくたっぷり使えます。
また、IHクッキングヒーターにしたものの不便を感じ、「やっぱりガスコンロの直火で料理をしたい」という方もよくいらっしゃいます。
「ガスコンロとIHクッキングヒーターの光熱費の違いは?省エネ&節約したい!」もチェックしてみてください。
【2】光熱費が気になったタイミング
オール電化は電気代が安い深夜にお湯を沸かしてためておきます。
その代わり、電気料金プランは昼間の電気代が少し割高になっています。
お湯の使用量が増えて昼間にも湯沸かしが必要になったり、在宅時間が増えて日中の電気使用量が増えたりすると、電気代の負担が気になってしまうかも。
光熱費の削減のために、省エネなガスを検討される方は多いです。
光熱費については「オール電化と都市ガスを比較!光熱費やメリットを詳しくチェック」もご参考ください。
【3】設備の不具合が気になったタイミング
電気温水器などの住宅設備の寿命は、一般的には10~15年程度といわれています。
設備の不具合やエラーなどが気になっている場合、使用期間が寿命に近いなら、修理ではなく思い切って交換するというのも1つの方法です。
高額な住宅設備を交換するタイミングは、エネルギーの切り替えのチャンスですので、あわせて検討してみてはいかがでしょうか。
「電気温水器の寿命は?買い替えのタイミングや故障のサインをチェック!」もご参考ください。
オール電化からガスに変更するには、ガス管の工事に加えてボイラーの交換などの費用がかかるので、少しでも費用を抑えたいですよね。
家庭のエネルギーをオール電化からガスに変更する費用を抑えるには、複数の業者から見積もりをとって費用を検討したり、お得なキャンペーンを利用したりする方法があります。
また、時期などによって業者ごとにお得なキャンペーンを実施している場合もあるので、それも上手に活用してみてください。
ガス機器がキャンペーン価格になったりする場合もありますよ。
まとめ
●オール電化からガスに変更すると、毎月の光熱費がおトクに!
お湯切れの心配もありません。
ガスへの切り替え工事は、敷地前の道路にガス管を埋設する工事や敷地境界までの引き込み管工事、敷地内での配管工事などが必要です。
すでに引き込み管がある場合は不要な工事もあるので、まずはガス会社へ相談を。
●オール電化からガスに変更する費用は、主に敷地内配管工事で15~20万円程度とガス機器の取り付け費用がかかります。
ガス機器の取り付け費用は機器や業者によっても違うので、見積もりをとって確認しましょう。
なお、現在使っている設備の撤去費用もかかります。
●オール電化で不便を感じたり、光熱費の負担や設備の不具合が気になったりしたタイミングで、ガスへの変更を検討する方が多いです。
光熱費の削減や給湯設備の交換を考えている方は、ぜひ都市ガスへの切り替えも検討してみてはいかがでしょうか。
おトクになった事例もぜひご参考ください!
著者情報
エネルギー企画グループ
販売支援企画チームリーダー
工藤 鉄也(くどう てつや)
こんにちは!北ガスの工藤です。
札幌市南区生まれの南区育ち、学生時代はサッカーをずっとやっていました!
ガスへの切り替え営業担当を経て、現在は営業全般の企画を担当しております!
お客さまに喜んでいただける記事をお届けできるようがんばります!