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北海道の冬にオール電化は寒い?使いやすい補助暖房や寒いときの対処法

2023.10.30 更新

こんにちは!北ガスの工藤です。

 

近年はオール電化住宅も珍しくありませんが、北海道で気になるのは冬の暖房事情。

「オール電化は寒い」なんて話を聞いたことはありませんか?

 

今回はオール電化と暖房の関係のお話。

オール電化の暖房は本当に寒いのか、「オール電化は寒い」といわれがちな理由、オール電化と相性の良い暖房器具などをご紹介します。

 

色々な対策をしても寒い場合の対処法もご提案しますので、ぜひ参考にしてください。

 

 

オール電化の暖房が寒いといわれるのはなぜ?

「オール電化住宅は、冬が寒い」そんな話を耳にしたことがある人もいるのではないでしょうか。

オール電化だからといって必ずしも寒いというわけではありません。

 

「オール電化=寒い」というイメージには、オール電化でよく使われる料金プランやボイラーに大きな理由があります。

 

オール電化が寒いといわれる理由①一時的に暖房が止まるプランを使っている

北海道のオール電化向けのメニューには、北海道電力が提供する「ホットタイム22ロング」という料金プランがあります(現在は新規加入の受付を停止しております)。

 

ホットタイム22ロングの特徴は、夕方の通電カットがあること。

「24時間のうち22時間電気を供給する」というプランなので、指定時間帯で2時間の通電カットがあります。

この「2時間通電カット=暖房が2時間止まる」というイメージが、オール電化が寒いといわれる理由の一つです。

 

しかし、実際には2時間連続でカットするわけではなく、例えば15分ごとなど断続的にオンオフを繰り返すといった設定が可能です。

(設定を変更したい場合は電力会社に相談しましょう。)

 

「料金プランを変えれば良いのでは?」と思うかもしれません。

しかし、他の料金プランに変えると電気代がもっと高くなってしまう場合があるため、現状のプランを継続する家庭が少なくないです。

 

オール電化が寒いといわれる理由②ボイラーの暖房能力が弱い

オール電化が寒いといわれるもう一つの理由として、ボイラー自体の暖める力が弱いことが挙げられます。

最新設備だと性能も優れており、暖かさを保ちつつ光熱費も下がるケースもありますが、初期投資額がかなり高くなってしまいます。

 

オール電化の家庭で一般的に選ばれやすいボイラーは、灯油ボイラーやガスボイラーと比べると暖める力が弱く、立ち上がりも遅いので寒いというイメージを持たれやすいのです。

 

 

オール電化で寒いときに節約しながら暖かく過ごすコツ

エアコンやヒーターを高温設定で24時間付けていればずっと暖かいかもしれませんが、電気代が気になるという方も多いでしょう。

 

何より、地震などで停電になった場合に備えて、電気なしでも暖かく過ごせる方法を知って必要なアイテムを用意しておくことはとても大切です。

特に北海道では冬に停電した場合の暖房が一番心配ですので、電気を使わずに暖をとれるような備えをしておきましょう。

 

電気を使う暖房以外で、暖かく過ごすアイデアをご紹介します。

 

厚着をする、温熱効果の高い肌着を着る

まずは暖かい格好を!

防寒用の上着を着るなど、プラス1枚を意識しましょう。

 

最近は温熱効果の高い下着や肌着もたくさん発売されています。

靴下やレッグウォーマー、アームウォーマーなどで足首や手首を温めると体感温度も上がるのでおすすめです。

 

暖かい毛布、ブランケットなどを膝にかけるのも良いですね。

 

体を温める食べ物や飲み物をとる

ショウガなど、体を温める効果のある食べ物や、温かい飲み物などを積極的にとるようにしましょう。

体の中からポカポカになりますよ。

 

ただし暖かい飲み物といっても、コーヒーや緑茶などカフェインの多いものは体を冷やしてしまうので注意してください。

 

湯たんぽや電気毛布で布団を温める

就寝前に湯たんぽで布団の中を温めておくと、寝室の暖房を切っても暖かい布団の中で快適に眠ることができます。

 

一時的に電気を使用しますが、電気毛布を使って同じように布団の中を温めておくのも良いですね。

低温やけどのおそれがあるため、就寝時には電気毛布の電源は切っておきましょう。

 

断熱カーテンや断熱シートを使う

窓ガラスから伝わる冷たい空気を、断熱カーテンや断熱シートでシャットアウトしましょう。

カーペットやラグの下に断熱シートを一枚敷くのも効果があります。

 

 

オール電化の住宅で使える相性の良い暖房器具

節約しながら身体を温めるアイデアをご紹介しましたが、オール電化の家庭では暖房器具を各部屋に別途置いていることも多いようです。

 

オール電化の暖房だけでは十分に温まることができないときは、補助的な暖房器具を導入することも検討してみましょう。

オール電化住宅で使いやすく、相性の良い暖房器具には次のようなものがあります。

  • こたつ
  • 灯油ストーブ
  • オイルヒーター
  • 電気ストーブ
  • ホットカーペット

 

こたつ

こたつは電気を使って足元を温められることはもちろん、電源を入れなくても人の熱で暖まることができます。

人数が多い家族はもちろん、こたつ布団をかけていれば1人でも座っているうちに次第に暖かさを感じるようになるので、こたつを置いておくだけで防寒対策になりますよ。

 

こたつの下にカーペットやラグを敷いておくと、さらに暖かさが保てます。

 

灯油スト―ブ

灯油を入れて着火レバーを回すだけで点火するタイプがおすすめです。

強い火力で部屋をすぐに暖めることができるので緊急用にも適しており、ストーブの上に鍋を置いて煮炊きができるタイプのものもあります。

 

集合住宅やマンションなどでは使用が禁止されている場合もあるので、確認の上で用意するようにしましょう。

 

また、しっかりと換気することも必要です。

火力が強い分、火災にも注意しましょう。

 

オイルヒーター

オイルヒーターは、電気でオイルを温めて、その放熱を利用して空間を暖める暖房器具。

 

温風によって暖めるものではないので、空間全体をじんわりと暖めることができます。

オイルは密封されているため、灯油ストーブのようにオイルを補充・交換したりする手間も必要なく、難燃性なので火事の危険性も少ないのが特徴です。

 

ただし、電気代が高くなりがちなので、タイマーで利用時間を決めておくのが良いでしょう。

 

電気ストーブ

電気ストーブは、電気でヒーターを発熱させて、遠赤外線で周辺の人を暖める暖房器具です。

空気を暖めるものではなく、強力な熱で人がいるところだけを集中的に暖めます。

 

灯油ストーブなどのように燃焼によって空気を汚すことがなく、換気もあまり必要ないので使いやすいでしょう。

 

ただし、電気代が高くなりやすく、背の高い電気ストーブは本体が転倒する危険性があります。

 

ホットカーペット

ホットカーペットは、床に敷くことで足元を直接暖めることができます。

 

ホットカーペットは直接触れているものとその周辺のみを暖めることができるので、それ以外の場所は寒いままなのがデメリットです。

 

 

 

また、停電が起こった際の緊急時のために、カセットガスストーブも用意しておくと安心。

カセットコンロで使うボンベで燃焼させるタイプのポータブルストーブで、本体もガスボンベもコンパクトなので備えておきやすいですよ。

 

連続燃焼時間はガスボンベ1本で2~4時間程度と短めです。

何日もこれだけで暖を取るというのは難しいかもしれませんが、災害などの緊急用には十分です。

 

上記のような補助的な暖房器具の導入のほか、次のような対策もあわせて行うとさらに効果的です。

  • 厚着をする、温熱効果の高い肌着を着る
  • 湯たんぽや電気毛布で布団を温める
  • 断熱カーテンや断熱シートを使う
  • 体を温める食べ物や飲み物をとる など

 

どれも光熱費を抑えながら暖を取れる方法です。

オール電化の暖房が寒いと感じる場合は、実践してみてください。

 

 

オール電化の住宅で対策をしても寒い!そんなときはエネルギーの見直しを

北海道の冬を暖かく快適に過ごす対策として、エネルギーの見直しをするのも一つです。

 

エネルギーをガスに変更すると、通電カットの時間を気にすることなく、いつでも暖かく過ごすことができます。

 

オール電化よりも暖房の立ち上がりが早いので、お部屋の暖まりをすぐに感じることができますよ。

実際に、オール電化からガスボイラーのエコジョーズに変えたお客さまの94%が「家の中が暖かくなった」と回答しています!

 

またオール電化では、停電時に暖房や照明、調理機器など全て使えなくなってしまいます。

特に北海道などの寒冷地では、冬に暖房が止まってしまっては命の危険もありますので、ガス併用が安心です。

停電時にガスが使用できるというのは、災害への大きな備えになりますね。

 

万が一の災害に備え、ガスによるマイホーム発電を考えてみるのも良いでしょう。

 

熱効率が良く省エネ性の高いガスボイラー「エコジョーズ」とガスマイホーム発電の「コレモ」の組み合わせなら、お部屋を暖かく保ちつつ、光熱費を節約することができます。

さらに、災害時でも電気やガスを使えて安心ですね!

 

オール電化(従来型)から「コレモ+エコジョーズ」に切り替えた場合のランニングコストの試算は以下の通りです。

※延床面積120㎡の一戸建て住宅で、4人家族、設定温度23度、暖房時間24時間。詳細な試算条件はこちらでご確認ください

 

都市ガスへの切り替え実績は、13,000件を超えました(2023年3月時点、北ガス供給エリア内)。

北ガスが実施したアンケートでは、オール電化からエコジョーズへ切り替えたお客さまの92%が光熱費が下がったことを実感してくださっています。

 

オール電化と都市ガスの光熱費比較については、「オール電化と都市ガスを比較!光熱費やメリットを詳しくチェック」でもご紹介しておりますので、あわせてご参考ください。

 

オール電化から都市ガスへの切り替えはカンタン4ステップ。

  1. 北ガスに相談
  2. 北ガスがお客様の状況をヒアリング
  3. 切り替え工事
  4. ご利用開始

 

「都市ガスへのエネルギー切り替え」ページでは、詳しい都市ガスへの切り替えの流れや、実際に切り替えたお客さまの声を載せていますので、ぜひ参考にしてみてください。

震災を機にご自宅のエネルギーを見直す方も増えました。

今一度家族で話し合い、ガスなど他のエネルギーを検討してみてください。

 

オール電化からガスに切り替える人が増えています。

まずは光熱費がどのくらいおトクになるか、光熱費診断をチェックしてみてくださいね!

 

その場でわかる光熱費診断

 

 

まとめ

  • オール電化が寒いといわれる理由

「オール電化=寒い」というイメージは、オール電化でよく使われる料金プラン(北海道電力のホットタイム22ロング)の「2時間通電カット=暖房が2時間止まる」というイメージが大きな理由です。

実際には2時間連続ではなく断続的に通電カットすることも可能ですが、それでも一時的に暖房が止まるので多少は冷えてしまうでしょう。

また、オール電化のボイラーの暖房力が弱いということも、オール電化が寒いというイメージにつながる理由の一つとして挙げられます。

 

  • オール電化の家で節約しながら温まる方法はさまざま

オール電化では光熱費も気になりますし、節約しながら暖まる方法を知っておくことが大切です。

厚着をしたり、食べ物や飲み物で体の中から温めるなどの工夫をしてみましょう。

湯たんぽや断熱シートの活用も節約しながら温まる方法の一つです。

 

  • オール電化と相性が良い暖房器具を導入するのも賢い手

オール電化の暖房だけでは寒いと感じる場合は、補助的な暖房器具を使う方法もあります。

オール電化と相性が良い暖房器具には、オイルヒーターや電気ストーブ、ホットカーペットなどがあります。

 

  • 対策をしても寒い場合はガスへのエネルギー切り替えも検討を

オール電化の家が寒い場合は都市ガスに切り替えるのもおすすめです。

都市ガスなら光熱費がより安く、通電カットがないためいつも暖かく過ごせます。

震災を機にご自宅のエネルギーを見直す方も増えました。ガスマイホーム発電のコレモがあれば災害時も安心です。

 

オール電化のお家の寒さにお悩みなら、都市ガスへの切り替えも検討してみてはいかがでしょうか。

おトクになった事例もぜひご参考ください!

 

オール電化からガスに切り替えてる人増えてます!都市ガスへの切り替え