賃貸はオール電化とガスのどちらを選ぶ?メリット・デメリットも
2024.07.18 更新
こんにちは!「快適」「安心」「豊か」な賃貸マンション「EFUTE(エフュート)」を提供する北ガスライフロントの松森です。
マンションやアパートなどの賃貸住宅には、給湯・暖房・キッチンをすべて電気で賄う「オール電化の住宅」と、給湯・暖房・キッチンにガスを使用する「オールガスタイプの住宅」があります。
では、オール電化とオールガスでは、どちらが光熱費を節約できるのでしょうか。
今回は、賃貸住宅におけるオール電化とオールガスについて、それぞれのメリット・デメリットを詳しく解説していきます。
目次
北海道に住むならオールガス?オール電化の賃貸住宅は電気代が負担に
北海道では、「オール電化の電気代が高い」といわれています。
北海道のオール電化の賃貸住宅で電気代が高くなってしまうのには、次のような理由があります。
- 賃貸住宅に設置されている機器が古い
- ライフスタイルがオール電化のプランに合わない
- 電気代が高騰している
オール電化が特に普及したのは、1990年代から2010年頃になります。
オール電化の賃貸住宅の場合、設置されている機器が古い可能性があります。
特に、蓄熱暖房機などの暖房、電気温水器などの給湯設備は、現在の省エネ機器に比べて消費電力が多く、電気代が高くなりやすい傾向にあります。
新しい物件であれば、省エネ性能に優れたエコキュートや寒冷地向けの暖房用エアコンなどの設備が採用されており、電気の使用量を抑えることができますが、賃貸マンションの物件数は多くないといわれています。
また、オール電化住宅では、昼間電力が高く、夜間電力が割安なプランが適用されるのが一般的です。
日中に在宅していることの多い家庭では、節約が難しいかもしれません。
省エネ性の高いヒートポンプ式電化機器をお持ちのオール電化住宅にお住まいの方は、電気代を節約しやすくなりますが、設備の古い賃貸住宅では節約が難しいでしょう。
更に、東日本大震災後の電力不足やウクライナ危機による燃料価格高騰も、オール電化住宅の電気代の負担を大きくしている要因の一つです。
賃貸でのオール電化とオールガスのメリット・デメリット
オール電化の賃貸住宅とオールガスの賃貸住宅に住む場合のそれぞれの方法のメリット・デメリットについてご紹介していきます。
オール電化のメリット・デメリット
まずは、賃貸でのオール電化のメリット・デメリットを見ていきましょう。
オール電化のメリット
オール電化には、次のメリットが期待できます。
- 火を使わないため、火災の心配が少ない
- 夜間は電気代が安くなる場合がある
- (給湯器にタンクが付帯されている場合)災害時にお湯を使える
- 光熱費の管理がしやすい
オール電化では、コンロにIHが用いられるため、部屋の中で火を使うことがありません。
火災の心配が少ない点は、オール電化の大きな魅力です。
また、オール電化に欠かせない電気給湯器は夜間にお湯を沸かし、昼間は夜間に沸かしたお湯を使います。
多くの場合、夜間の電気料金が安いプランが適用されているため、昼間に電気を使うことが少ないライフスタイルなら光熱費を節約しやすいです。
また、ひとくちにオール電化といっても、暖房の種類や給湯の種類によって光熱費には差が出ます。
例えば、暖房には蓄熱式電気暖房機とエアコン、給湯には一般的な電気温水器と省エネ性能の高いエコキュートなどがあります。
中でも、エアコン暖房+エコキュートが高効率。
賃貸住宅を探す際は、暖房や給湯の種類にも注目してみましょう。
さらに、災害時に給湯器のタンク内のお湯を使える点、水道を除く光熱費をまとめられることにより費用管理がしやすい点も、オール電化のメリットです。
オール電化のデメリット
オール電化には多くのメリットがありますが、一方で、次のポイントには注意が必要です。
- 日中の電気代が割高になる場合がある
- 水圧が弱くなったりお湯切れを起こしたりする可能性がある
- 停電すると電気もお湯も使えなくなる
- 電気給湯器の故障や漏水などのトラブルが発生しやすい
オール電化では、日中の時間帯の電気代が高く、深夜の時間帯の電気代が安いプランが適用されるため、ライフスタイルによっては、光熱費がかなり高くなってしまうこともあるでしょう。
賃貸住宅の場合、設備が古くなっていることも多く、故障や漏水などのトラブルが発生するケースも考えられます。
そして、オール電化の大きなデメリットは、停電時に全ての設備が使えなくなってしまうこと。
電化製品が使えないことはもちろん、「お風呂に入れない」「料理ができない」「暖房がつかない」という状況が、停電が解消されるまで続くことになります。
特に暖房が使えなくなることは、北海道などの寒冷地においては非常に大きなデメリットといえるでしょう。
オールガスの場合のメリット・デメリット
次に、賃貸の給湯・暖房・キッチンにガスを使用する場合のメリットとデメリットをご紹介します。
尚、ガスを使用する賃貸住宅の場合、ガスには都市ガスとプロパンガス2つの種類があります。
都市ガスとは、地中のガス管から各家庭に供給されるタイプのガスのこと。
対してプロパンガスとは、ガスボンベに詰めた状態で運ばれ、各家庭に供給されるガスのことです。
賃貸の都市ガスとプロパンガスの違いについては「賃貸で都市ガスとプロパンガスならどっち?メリット・デメリットも」をご一読ください。
ガスのメリット
ガスには、次のようなメリットが期待できます。
- 都市ガスの場合、オール電化よりエネルギーコストが安いことが多い
- 停電時にもガスを使用できる場合がある
- お湯切れの心配がない
都市ガスは、エネルギーコストが電気よりも安いです。
そのため、同じ量のお湯を沸かすにしても、オール電化よりガスの方がかかる光熱費を抑えることができます。
また、停電してもガスだけは利用できる可能性が高いこと、プロパンガスであれば災害に強いことなども、ガスのメリットと考えられます。
加えて、ガス給湯器は、お湯を沸かして貯めておくオール電化と異なり、水を瞬間的に沸かしてお湯を作ります。
そのため、使いたい時にお湯がすぐに使え、お湯切れの心配がないこともメリットでしょう。
ガスのデメリット
賃貸住宅でガスを使用する場合、次の点がデメリットとして挙げられます。
- 電気とガス両方の基本料金がかかる
- 火を使うため、調理の際十分に注意する必要がある
給湯・暖房・キッチンにガスを使用する場合、そのほかの家電を使用するには電気が必要です。
そのため、電気の契約も必要となり、毎月電気とガス両方の基本料金を支払う必要があります。
旅行で家を長期間空けていた場合など、電気やガスをあまり使わなかった時には、支払うコストが割高になってしまうことがあります。
加えて、「火を使う」という点では、調理に火を使うことになるため、高齢のご家族や小さいお子さんがいるご家庭では配慮が必要になります。
また、プロパンガスは、都市ガスよりも料金が高くなる可能性があることに注意です。
都市ガスは全ての地域に対応していない点、災害時の復旧が遅くなる可能性がある点に注意しましょう。
災害対応力がデメリットとして挙げられやすい都市ガスですが、都市ガスを採用している北ガスの賃貸「EFUTE(エフュート)」は災害に強いのが特徴。
EFUTEには、太陽光発電・蓄電池・コージェネレーションシステム(コレモ)を組み合わせた「非常用システム」を搭載しています。
災害時も、給湯暖房やスマホの充電、照明などが使用可能です。
オール電化の賃貸住宅は電気代節約がカギ!ガスなら光熱費がおトク!
安全性の高さや光熱費の管理のしやすさという面ではメリットの多いオール電化。
ですが、冬場に一日中暖房を使う北海道のような寒冷地では、特に電気代の高さが気になります。
オール電化の賃貸住宅を選ぶなら、次のようなポイントで電気代の節約を意識してみましょう。
- 家電はタイマー機能を活用して夜間に使用する
- 遮熱効果のあるカーテンなどを用いて冷暖房効率を高める
- 前日の夜に必要な量のお湯を沸かし、昼間にお湯切れを防ぐ
- お湯をあまり使わない時期は昼間の追加湯沸かし設定を停止する など
一方で、オール電化の光熱費の高さをカバーできるのが、都市ガスの賃貸住宅!
北ガスの賃貸住宅「EFUTE(エフュート)」は、都市ガス採用の賃貸住宅です。
省エネ性能の高い給湯暖房機「エコジョーズ」を導入しており、光熱費がおトクです!
太陽光発電や蓄電池を活用した非常用システムも完備し、災害時の生活もサポート。
お部屋の給湯暖房やスマホの充電、一部照明を使用できます。
また、EFUTEでは、暖房にパネルヒーターを採用しています。
パネルヒーターは輻射式の暖房で、部屋をゆっくり・均一に暖めます。
温風式のエアコン暖房などと比較し、体への負担も小さく、音が静か、空気が乾燥しづらいという魅力も。
光熱費の負担を抑えながら、快適な環境を実現できます。
おトクで安心な賃貸住宅をお探しなら、北ガスの「EFUTE(エフュート)」をご検討ください。
オール電化とガスならガスの賃貸がおすすめ!都市ガスは光熱費がおトク!
賃貸住宅には、給湯・暖房・キッチンをすべて電気で賄うオール電化の住宅とオールガスの住宅があります。
北海道のオール電化の賃貸住宅の場合、「賃貸住宅に設置されている設備が古い」「プランがライフスタイルに合っていない」「電気代が高騰している」という理由から、電気代が大きな負担になることも。
ただし、オール電化にもガスにもそれぞれにメリットとデメリットがあります。
オール電化の賃貸住宅では、安全性の高さや光熱費の管理のしやすさという点でメリットが大きいですが、日中の光熱費の高さやお湯切れの心配があるという点がデメリットとして挙げられます。
対して、都市ガスを使用する賃貸住宅では、光熱費の安さがメリットとして挙げられる一方で、電気とガス両方の基本料金がかかる、オール電化に比べると火事のリスクが高いという点は、デメリットになります。
オール電化住宅を選ぶなら、電気代の節約が大切。
家電や給湯の使い方を工夫して、電気代の負担を減らしましょう。
ガスを使用する賃貸住宅を選ぶなら、都市ガスがおすすめ!
北ガスの賃貸「EFUTE(エフュート)」は、都市ガス採用の札幌の賃貸住宅。
省エネ給湯器「エコジョーズ」の導入で、光熱費もおトク!
パネルヒーター暖房で、北海道の冬も電気代を抑えながら、快適に過ごせます。
札幌で賃貸住宅をお探しの方は、ぜひ「EFUTE(エフュート)」をご検討ください。
著者情報
北ガスライフロント株式会社
総務企画部課長
松森 拓東(まつもり たくと)
こんにちは!北ガスライフロントの松森です。
旭川市に生まれ、東京で10年ほど生活したあと札幌に戻ってきました。
ピアノを弾くのが趣味です。
お客さまに喜んで頂ける記事をお届けできるようがんばります!