エネファームのレジリエンス機能を解説!災害への備えを強化しよう
2024.06.18 更新
こんにちは!北ガスの小林です。
物価高騰が続く昨今。
エネルギー効率の高さや光熱費の節約につながるエネファームは、「レジリエンス機能」の搭載で、さらに注目を集めています。
そもそも「レジリエンス」とは、どういう意味なのでしょうか?
地震や津波、台風など、これまで多くの災害に見舞われた日本。
大規模なブラックアウトが発生した北海道胆振東部地震や元旦に発生した能登半島地震など、記憶に新しいのではないでしょうか。
災害の多い日本では防災・減災といった考え方が根付いています。
実は「レジリエンス」も同じような意味で使われている言葉なのです。
そこで今回は、レジリエンスの意味もふまえた上で、エネファームのレジリエンス機能についてご紹介します。
目次
「レジリエンス機能」とは?
レジリエンスとは、英語では「resilience」と書き、一般的には弾力や回復力、復元力などを意味します。
地震や台風など、自然災害の多い日本では、事前防災や減災という考え方がレジリエンスという言葉に対しても含まれています。
例えば「災害レジリエンス」は、災害に対して国や地域社会の対応力と回復力を指した言葉。
被災後の復旧・復興する力を表し、災害時の対応力といった意味です。
レジリエンス機能とは
これまでの意味をふまえると「レジリエンス機能」とは、自然災害などの不測の事態に直面したとき、被害を最小限に抑えて速やかに回復するための、いわば「備え」になる機能のこと。
台風や洪水などの異常気象が頻発している昨今は、レジリエンス機能を搭載したエネファームなど、災害に配慮した住宅設備のニーズが高まっています。
エネファームのレジリエンス機能を解説!
大規模災害で電気・ガス・水道が使えない状況は、日常生活にも大きな影響を与えるため、家庭での備えも重要になります。
そこで最近注目されているのが、家庭用燃料電池「エネファーム」。
エネファームはガスを使って電気とお湯を同時につくる発電システムです。
発電時に発生した熱は、お風呂や給湯に無駄なく活用。
自家発電なので、エネルギーロスがなく、光熱費削減や二酸化炭素の排出量が抑えられるのも特徴です。
都市ガスやLPガスを燃料に、そこから取り出した水素を空気中の酸素と反応させて電気をつくります。
エネファームの仕組みについては下記コラムで詳しくご紹介していますので、あわせてご覧ください。
エネファームの仕組みを解説!家でエネルギーを作るイメージを持とう!
エネファームのレジリエンス機能
積雪寒冷地北海道向けのエネファームは、パナソニック製のモデルがあります。
エネファームは、災害時も安心。
いつもの暮らしで万が一の災害に備えることができます。
停電対応だけでなく、電気・水道・ガスのいずれかが止まっても対応できる機能が搭載されています。
- 停電しても電気が使える
- 断水しても生活用水が使える
- ガスが止まってもお湯が使える
エネファームには、停電時に備えて次のような発電機能が搭載されています。
【停電時発電継続機能(つづけて発電)】
- 停電時専用コンセントから電気が使える
- お風呂・シャワー・暖房が使える
※最大使用電力の目安:約500W、最長8日間(約192時間)
【停電そなえ発電】
- 停電リスクを検知して発電モードに自動切替
【つなげて起動】
- 発電停止中に停電した時は外部電源でエネファームを起動させて発電再開
【ハイブリッド蓄電システムとの連携】※オプション
- 停電時により多くの電気が使える
- 発電停止中でも蓄電池の電力でエネファーム起動が可能
- 太陽光発電ができない場合もエネファームで発電した電気を蓄電池へ充電可能。停電時の電力供給が安定します
※停電時の発電には、ガスや水道が供給状態にあることなどの条件があります
断水しても生活用水が使える
エネファームには、貯湯タンクに130Lのお湯(水)がストックされています。
万が一断水が発生しても、ストックされているお湯(水)を取り出し、生活用水として使用可能です。
ガスが止まってもお湯が使える
ガスの供給が停止した際には、「ヒーター給湯機能」でお湯をつくり出すことが可能。
つくったお湯は貯湯タンクに貯めておくことができます。
ヒーター給湯機能は、ガスが復旧すると自動的に解除されます。
エネファームのレジリエンス機能は、もしもに備えて準備する家庭の防災・減災です。
停電時に供給された電力で、照明を使用したり、携帯電話の充電をしたりすることができます。
エネファームの性能は年々アップしていて、スマートフォンのアプリと連携し、遠隔操作や使用量の確認なども可能。
外出先からお風呂や床暖房のON・OFF操作ができたり、使用状況の確認ができたりと、より使いやすく便利な仕様になっています。
まとめ
・レジリエンスは幅広い分野で活用されている言葉
レジリエンスは、「弾力性」や「跳ね返す力」、「精神的回復力」など、使う分野によって柔軟な意味を持つ言葉です。
レジリエンス機能とは、自然災害などの不測の事態に直面したとき、被害を最小限に抑えて速やかに回復するための、いわば「備え」になるものだといえるでしょう。
・エネファーム搭載のレジリエンス機能
エネファームはガスを使って電気とお湯を同時につくる発電システム。
エネファームには、停電時・断水時・ガスが止まった時にも安心して生活が維持できるようレジリエンス機能が搭載されています。
停電しても発電がそのまま継続するので、電気やお湯・暖房が確保できるため、もしもの時も安心感があり、心理的な負担も軽減します。
北ガスでも家庭用燃料電池として「エネファーム」のご案内を行なっています。
エネルギー選びで気になること、迷っていることがあれば、ぜひご相談ください。
住宅の新築時は、北ガスの「都市ガス×省エネ機器」で安心・安全に、そして住んでからの光熱費もおトクな住まいを実現しましょう!
著者情報
小林 未歩(こばやし みほ)
こんにちは!北ガスの小林です。
東京で生まれ育ちIターン就職で札幌に来ました!
趣味は愛犬とのお出かけとランニングです。
お客さまに喜んでいただける記事をお届けできるようがんばります!