北海道の電気代の平均は?季節による変化と節約術も
2025.04.23 更新
北海道での生活を送る上で気になるのが光熱費。
その中でも今回は『電気代』に注目してご紹介します。
「ほかの地域と比べて北海道の電気代は高いの?」「寒い冬の電気代が気になる」という疑問をお持ちの方も多いと思います。
今回は、北海道の電気代の平均額や月別の変化、そして効果的な節約方法をご紹介します。
北海道の電気代には特徴的な季節変動があり、その特徴を知ることで効率良く節約することができますよ!
電気代の負担を少しでも減らしたい方は、ぜひ参考にしてください。
目次
北海道の電気代の平均は?月によっても違う?
毎月の家計の中でも、電気代は固定費として大きな割合を占めています。
まずは北海道の平均的な電気代を見てみましょう。
全国平均と比較した北海道の電気代
総務省が公表している2024年の家計調査によると、北海道の1か月あたりの電気代平均は12,328円です。
全国平均は12,008円となっており、比較すると約300円高い程度で大きな差はありません。
地域別に見ると、電気代が最も高いのは北陸地方の15,582円、次いで東北地方の14,258円、3番目が中国地方の13,763円となっています。
それと比べると、極端に高いわけではないこともわかります。
ただし、これは年間を通した1か月の平均値です。
実は北海道の電気代の最大の特徴は、季節による変動の大きさにあります。
北海道は冬の電気代平均額が高い
北海道の電気代の最大の特徴は、季節による変動が大きいことです。
特に冬と夏では電気代に大きな差が見られ、家計調査の月別データからも北海道の電気代は冬に大きく上昇することがわかります。
【北海道の電気代平均額 ※2024年・月別】
月 | 電気代平均額 |
1月 | 15,967円(全国平均 +3,591円) |
2月 | 15,149円(全国平均 +1,510円) |
3月 | 14,587円(全国平均 +807円) |
4月 | 13,586円(全国平均 +787円) |
5月 | 12,105円(全国平均 +1,092円) |
6月 | 10,408円(全国平均 +846円) |
7月 | 9,673円 (全国平均 -223円) |
8月 | 10,517円(全国平均 -1,708円) |
9月 | 11,214円(全国平均 -2,617円) |
10月 | 10,275円(全国平均 -2,753円) |
11月 | 11,470円(全国平均 +879円) |
12月 | 12,986円(全国平均 +1,634円) |
※総務省「『家計調査』家計収支編 二人以上の世帯|e-Stat」より、2024年1月~12月のデータより算出
2024年1月の平均電気代は15,967円で、これは全国平均の12,376円と比べると3,591円も高いです。
2月も15,149円と高い水準が続きます。
一方、夏になると状況は逆転。
2024年7月の電気代は9,673円で、全国平均の9,896円よりも安い結果に。
8月から10月にかけても北海道の電気代は全国平均を下回る傾向にあります。
北海道の電気代が冬に高くなる理由
北海道で冬の電気代が高くなる原因は暖房です。
気温が氷点下まで下がる日が多いため、長時間にわたって暖房を稼働させる必要があります。
特にオール電化住宅では、暖房だけでなく給湯や調理にも電気を使うため、冬の電気代の負担はさらに大きくなります。
反対に、北海道の夏は比較的涼しいため、ほかの地域に比べるとエアコンなどの冷房をあまり使用しません。
このため7~10月の電気代は全国平均を下回る傾向があります。
北海道で電気代を安く抑えるポイント
北海道の厳しい冬を含め、すぐに実践できる節約アイデアをご紹介します。
ちょっとしたことから、電気代を抑える工夫に取り組みましょう。
暖房効率を上げてムダを減らす
冬の暖房による電気代の節約には、室内の暖房効率向上が欠かせません。
熱の逃げやすい窓に厚手のカーテンをつける、サーキュレーターを設置して上部に滞留しがちな暖かい空気を循環させるといった対策を取り入れましょう。
また、広範囲を暖める必要がない場合は電気ストーブなどを使い分けるなど、用途に合った暖房器具の使い方を意識すると良いです。
家電製品を適切に使用する
家電製品は適切な使い方をしないと、無駄に電気を使ってしまいます。
以下のようなポイントに気をつけてみましょう。
【エアコン】
- エアコンは月に1~2回、フィルターを掃除する
- エアコンの室外機の吹出口に物を置かない
- 適切な温度(夏:28℃、冬:20℃)に設定する
【冷蔵庫】
- 開閉回数を減らす、開ける時間を短くする
- 冷蔵室に物を詰め込み過ぎない
- 熱いものは冷ましてから入れる
- 冷蔵庫の背面や底面のほこりを取る
- 庫内の温度を控えめ(「中」や「弱」など)に設定する
- 壁から適切な間隔で設置する
【テレビ】
- 部屋の明るさに合わせた適切な明るさに設定する
- 画面のほこりを掃除する
【炊飯器】
- 保温時間を短くする
【電子レンジ】
- 肉や魚の解凍に時間をかけない(半解凍にする)
- 早く均一に加熱できるよう食材の大きさを揃える
- 庫内をこまめに掃除する
【温水洗浄便座】
- 便座・洗浄水の温度設定を控えめ(「弱」など)にする
- 夏など、不要なときは電源を切る
- 使い終わったらフタを閉じる
生活スタイルを見直す
家族が集まってリビングで過ごすなど、使用する部屋を集約すれば照明や空調器具の使用数を減らして節電になります。
使っていない部屋の照明をこまめに消す、エアコンは急激な温度変化が起こりづらい自動運転にするなど、日常の習慣を少し変えるだけでも節約につながります。
待機電力の削減を意識する
使っていない家電の主電源を切る、長時間使わない機器はプラグを抜くなど、待機電力を減らす工夫をしましょう。
使わない時期のエアコンや暖房、テレビや電子レンジなどをチェック。
節電タップを使えば、複数の機器の電源を一度に管理できて便利です。
省エネ家電を導入する
照明をLEDに変えたり、省エネ性能の高い家電に買い替えたりすることも効果的な節電方法です。
買い替えには初期コストがかかりますが、最新家電は省エネ性能が格段にアップしているので、長い目で見ると電気代節約につながるケースも多いですよ。
買い替えタイミングが近づいているものがあればぜひ検討してみてください。
こちらのコラムでは電気代節約の具体的な方法や、光熱費全般の節約方法を詳しくご紹介しています。
ぜひあわせてご覧ください。
光熱費(電気・ガス・水道)の節約方法をご紹介!平均額もチェック
電力会社の切り替えを検討する
節電の努力に加えて、電力会社やプランの見直しもぜひ検討してみてください。
家庭の電気の使い方に合った料金プランを選ぶことで、生活スタイルを変えることなく電気代を抑えられます。
特に北海道のような季節による電気使用量の変動が大きい地域では、その特性を考慮したプラン選びが重要です。
電力自由化によって選択肢が増えた今、電力会社に切り替えることで電気代を大きく削減できるケースもあります。
「平均よりも電気代が高い?」「電気代の負担が大きい」と感じているなら、シミュレーションなどで自分に合うプランを探してみてくださいね!
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また、引越しは電力会社を見直す絶好のタイミングです。
新生活を始める前に、新居に適した電力会社や料金プランを検討してみましょう。
引越し先がガスなら、ガスと電気をまとめるのがおトク!
北ガスでも「ガス・電気セット」で光熱費を節約できるほか、支払い先や手続き先も1つにまとめられて便利です。
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まとめ
●北海道の電気代は平均いくら?
家計調査によると2024年の北海道の1か月の電気代平均は12,328円で、全国平均(12,008円)よりわずかに高い程度です。
これは北陸や東北よりも安い金額です。
●北海道は冬の電気代平均額が高い
北海道の冬(1~2月)の電気代は1か月15,000円を超え、全国平均より1,500~3,500円ほど高くなります。
一方、夏(7~10月)は全国平均より安く、季節による電気代の変動が大きいのが特徴です。
冬に電気代が高くなる主な理由は暖房費の増加です。
●北海道で電気代を安く抑えるポイント
冬の暖房効率の向上や暖房器具の適切な使い方、生活スタイルの工夫などで電気代の節約を目指しましょう。
また、待機電力の削減や省エネ家電への買い替えも節約につながります。
さらに電力会社の見直しも検討してみると良いでしょう。
「北ガスの電気」への乗り換えもぜひ検討してみてくださいね!
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