賃貸で都市ガスとプロパンガスならどっち?メリット・デメリットも
2024.04.26 更新
こんにちは!「快適」「安心」「豊か」な賃貸マンション「EFUTE(エフュート)」を提供する北ガスライフロントの松森です。
入居する賃貸住宅を選ぶときに、一つのポイントとなるのが「ガス」です。
ガスの種類には都市ガスとプロパンガスがあり、どちらを選ぶかでガス料金や使い勝手に違いが生まれます。
では、これらのガスにはそれぞれどのような特徴があるのでしょうか?
今回は、賃貸住宅における都市ガスとプロパンガスの特徴を詳しく解説していきます!
目次
都市ガスの賃貸住宅のメリット・デメリット
都市ガスとは、地中に埋められたガス管から供給されるガスのこと。
その主成分は天然ガスのメタンで、空気よりも軽く、プロパンガスに比べ熱量が低いのが特徴です。
日本における都市ガスの普及率は5割程度で、普及率は特に都市部で高く、都市部から離れたエリアでは低くなっています。
また、都市ガスの料金は以前は国や地域の認可が必要でした。
現在は自由料金となりましたが、都市ガス会社では自由化以前のガス料金メニューを継続したり、新たにお得な料金メニューを設定しているところもあります。
賃貸住宅を探すときには、その地域の都市ガスの価格相場についても事前に確認しておくと安心です。
都市ガスのメリット
都市ガスのメリットとしては、次のような点が挙げられます。
- ガス料金が安く、急な値上げもほとんどない
- CO2排出量が少なく、環境に優しい
- ガス切れの心配がない
都市ガスは、プロパンガスに比べ、ガス料金が安い点が魅力です。
2017年のガス自由化により、安い料金プランが多くの会社から出されるようになりました。
急な値上げが行われることもほぼありません。
また、地下のガス管からガスが供給されるため、ガス切れの心配もありませんよ。
さらに、原料である天然ガスは、空気より軽く拡散しやすいこともあり、万が一のガス漏れ時のリスクを低減させることができます。
CO2排出量が少なく環境に配慮できる点も、都市ガスの大きなメリットでしょう。
都市ガスのデメリット
都市ガスのデメリットとしては、次の点が挙げられます。
- 全ての地域で供給されているわけではない
- 災害時の復旧が遅くなる可能性がある
都市ガスは都市部から離れたエリアでは供給されていないことも多く、地域によっては都市ガスの物件を選択できないケースもあります。
また、地下のガス管は最近では耐震性の高いものが普及していますが、地震等で壊れてしまった場合、復旧がプロパンガスに比べ遅くなることが多いことも、都市ガス利用に際して注意すべきポイントです。
都市ガスを採用した北ガスの賃貸「EFUTE(エフュート)」
北ガスの賃貸「EFUTE(エフュート)」は、都市ガスを採用。
都市ガスの「ガス料金が安い」というメリットに加え、EFUTEの場合は、さらに省エネ型給湯暖房器「エコジョーズ」を導入。
少ないガスの使用量で効率良く給湯暖房が利用でき、経済的なくらしを実現します。
また、「災害時の復旧が遅くなる可能性がある」という点が都市ガスのデメリットとして挙げられやすいですが、「災害に強い!」というのもEFUTEの特徴の一つ。
EFUTEには、太陽光発電・蓄電池・コージェネレーションシステム(コレモ)を組み合わせた「非常用システム」を搭載。
万が一の災害時も、給湯暖房やスマホの充電、照明などを使うことができ、生活を継続できます。
北海道では冬の暖房費がかさみがちな上、冬の災害時に暖房給湯が使えないのは命に関わる危険も。
北海道・札幌の賃貸住宅をお探しなら、ぜひ「EFUTE(エフュート)」をご検討ください。
プロパンガスの賃貸住宅のメリット・デメリット
プロパンガスは、設置したボンベやバルクタンクなどから供給されるタイプのガスです。
原料はプロパン・ブタンと呼ばれる液化石油ガス。
いわゆるLPガスと呼ばれるものです。
このガスは、空気より重く熱量が高い点が特徴です。
プロパンガスは、以前より認可手続き不要な自由料金制であったこともあり、プロパンガスを供給する会社によって料金の差が大きく、利用にあたっては料金をよく確認する必要があります。
プロパンガスのメリット
プロパンガスのメリットとしては、次の点が挙げられます。
- 基本的にどこでもガスの供給が可能
- 災害時の復旧が早い
ガスの供給エリアが制限されないことがプロパンガスの特徴。
住宅に備え付けのボンベからガス供給を行うため、災害時の復旧も速やかに行えます。
尚、「熱量の高いプロパンガスは火力が強い=料理好きの方におすすめ」と考えられがちですが、ガス機器を通すと火力は同じになります。
強い火力が必要な飲食店などは、一般家庭とガス機器が異なります。
プロパンガスも都市ガスも一般家庭での使い勝手は大きく変わらないため、料理を目的にプロパンガスを選択しようと考えている方は注意が必要です。
プロパンガスのデメリット
プロパンガスのデメリットとしては、次の点が挙げられます。
- 供給会社によって価格が大きく異なる
- ガス料金が高く、急な値上げの可能性もある
- 賃貸住宅の場合、供給会社を自由に変更できない可能性がある
プロパンガスは、公共料金でなく自由料金のため、供給会社によって価格が大きく異なります。
ガスボンベを定期的に配送する必要があり、配送費や人件費がかかるため、基本的に都市ガスよりも料金は高くなることが一般的で、急な値上げのリスクもあり、その点はデメリットです。
また、相場よりもかなり高い料金設定をしているガス会社には気をつける必要があります。
ただし、マンションやアパートなどの賃貸住宅の場合、個人でガス会社を選定し契約するのは難しいため、物件探しの段階で、ガス会社や料金の確認をしておくのがおすすめです。
ガス料金をはじめとした賃貸住宅の光熱費については、「賃貸の光熱費は平均いくら?節約方法も紹介!」もご一読ください。
賃貸住宅で都市ガス・プロパンガスを選ぶ際の注意点
賃貸住宅探しにあたって、都市ガスかプロパンガスか選ぶ際には、次の3点に注意しましょう。
入居者はガスの種類・会社を変更できない
賃貸住宅の場合、ガスの種類や契約するガス会社は基本的に大家さんが決定します。
入居者がガスの種類やガス会社を指定・変更することができない場合も多いです。
入居者ごとにガスの種類や会社を変えたり、その都度設備工事を行なったりするのが難しいことがその理由です。
そのため、ガスについては、賃貸住宅探しの段階でよく確認しておくことが大切。
自身のニーズに合ったガスの種類・ガス会社を利用できる物件を選ぶようにしましょう。
ガスの種類によって使える機器が異なる
ガスの種類によって、使える機器は異なります。
都市ガスを使う場合には都市ガス用の機器を、プロパンガスを使う場合にはプロパンガス用の機器を使用しなければなりません。
供給されているガスの種類と機器が対応しているガスの種類が異なる場合、大変な事故が起こる可能性もあります。
ガス機器は、必ず供給されるガスの種類に合ったものを使用するようにしましょう。
賃貸住宅は都市ガスかプロパンガスかも考慮して選ぼう
都市ガスは、天然ガスであるメタンを原料とし、埋設されたガス管から供給されるタイプのガスです。
このガスは、料金が比較的安く、安全性や環境性に優れている点が特徴。
ただし、供給エリアは限定されます。
一方のプロパンガスは、LPガスを原料とし、建物に設置したボンベやタンクから供給されるタイプのガス。
このガスは、基本的にどのエリアにもガスを供給でき、災害時の復旧が早い点が特徴です。
ただし、プロパンガスは料金が高くなりやすいので注意しましょう。
賃貸住宅では、入居者がガスの種類やガス会社を指定できない場合も多いです。
そのため、入居する賃貸住宅を探すときには、事前にガスについてもよく確認することが大切です。
北ガスの賃貸「EFUTE(エフュート)」はワンランク上の賃貸マンションブランドです。
都市ガス+省エネ型給湯暖房機「エコジョーズ」で経済的なくらしを実現!
さらに、非常用システムにより万が一の災害時もお部屋の給湯暖房やスマホの充電、一部照明を使用可能とする安心なくらしを叶えます。
札幌で賃貸物件をお探しなら、ぜひ「EFUTE(エフュート)」をご検討ください。
著者情報
北ガスライフロント株式会社
総務企画部課長
松森 拓東(まつもり たくと)
こんにちは!北ガスライフロントの松森です。
旭川市に生まれ、東京で10年ほど生活したあと札幌に戻ってきました。
ピアノを弾くのが趣味です。
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