札幌で都市ガスとプロパンガスならどちらがオススメ?
2023.08.01 更新
こんにちは!北ガスの工藤です。
家庭で使われているガスには「都市ガス」と「プロパンガス」の2種類があります。
今回はこの2種類のガスについてのお話。
それぞれのガスの特徴やメリットを知って、札幌ではどちらのガスが良いのか一緒に考えてみましょう!
都市ガスとプロパンガスの違いをおさらい!
家庭で使われているガスは基本的に「都市ガス」と「プロパンガス」の2種類です。
まずはそれぞれのガスの特徴や違いを確認しましょう!
都市ガスとプロパンガス、それぞれの特徴
都市ガスのメリット・デメリット
都市ガスの原料となる天然ガスは、プロパンガスや石油などと比べて燃焼時の二酸化炭素の排出量が少ないため、地球環境にやさしいエネルギー。
成分には人体に有害な一酸化炭素を含まないという特徴があります。
天然ガスは現在は世界中で採掘が進められているため供給量が安定し、その分価格も安定的なのがメリット!
ただし、地中のガス管を通じて供給するため、自宅で新たに都市ガスを利用する場合には費用をかけて敷地内へガス管を引き込む工事が必要です。
ガス管が通っていないエリアでは、残念ながら都市ガスを利用することはできません。
プロパンガスのメリットデメリット
プロパンガスは冷却したり圧縮したりすることで液体となり、気体時の体積と比較すると1/250になるという特徴があります。
これによりガスボンベに詰めて自宅まで配送するという供給方法をとれるのです。
家庭ごとへの戸別配送なので、都市ガスと比べて災害時の復旧が早いというメリットがあります。
北海道は広いので、大都市以外ではまだまだ都市ガスのガス管が通っていないエリアも多いです。
次の段落でも説明している通り料金面では差が出てしまいますが、プロパンガスなら都市ガスのような供給用のガス管は不要なため、どの地域でも確実に利用することが可能!
引っ越し後も現在使っているガス機器をそのまま使い続けることができますね。
(ガス機器の部品を交換すれば、プロパンガス用の機器を都市ガスで使用することも可能です。ただし、10年以上経っているものだと部品がない場合もあるので確認が必要です。)
冬が厳しい札幌では都市ガスとプロパンガスどっちがおトク?
寒い冬がある北海道、札幌では都市ガスとプロパンガスのどちらがおトクなのでしょうか?
都市ガスとプロパンガスでは、ガス料金そのものは都市ガスの方が安いです。
プロパンガスが高くなってしまう要因はいくつかあります。
プロパンガスも都市ガスも、導入時にはガス管や給湯器などの工事が必要になりますが、プロパンガスの場合は、導入時のガス管工事費などが無償である代わりに、その分を毎月のガス料金で分割払いとなっている場合もあるようです。
契約時に確認をすることをオススメします。
人件費も要因として考えられます。
プロパンガスの供給は、ガスボンベにガスを詰めてスタッフがトラックで配送します。
この人件費もプロパンガスの価格へ反映されている場合があります。
広い北海道では配送コストが高額となることもあり、全国の中でもプロパンガスの価格が高いエリアでもあります。
また、プロパンガスはたくさんのガス会社がそれぞれガスの供給を行っています。
会社ごとに自由に料金が設定できるため、利用する会社の料金を事前に確認しておきましょう。
さらに、料金を比較する上で「使用量」についても知っていただきたいことがあります。
それは、プロパンガスは都市ガスよりも1㎥あたりの熱量が約2倍であること。
例えばご家庭でプロパンガスを月に2㎥使っていたとします。
このご家庭が都市ガスに変更して同じように使うためには、都市ガスだと月に約4㎥必要ということになります。
プロパンガス料金消費者協会が公表している、北海道(道央)エリアのプロパンガスの料金の相場と北ガスの都市ガス料金について比較しました。
都市ガスの方が使用量は多くなりますが、料金は安くなります。
暖房や給湯にエネルギーをたくさん使う北海道では、お使いのガス会社によって光熱費に大きな差が出るかもしれませんね。
都市ガスの原料、天然ガスがおすすめ!その理由とは
都市ガスの原料でもある天然ガスは、燃焼時の二酸化炭素やその他の有害物質の排出量が少なく、環境にやさしい次世代の新しいエネルギーです。
天然ガスは現在世界中の様々な国で採掘されているため、安定的な供給が可能であり、価格も安定している傾向があります。
札幌や北海道は厳しい冬がある寒冷地。
冬は暖房やお風呂などでエネルギーの消費量も多くなります。
価格が安定していてエコな天然ガスは北海道の冬にもおすすめ!お財布と環境にやさしいガスです。
都市ガスへの切り替えもぜひご検討ください!
都市ガスのガス管が通っているエリアなら都市ガスへの切り替えは4ステップでカンタンです。
お客さまの敷地内にガス管を新しく引き込む工事は1~2日程度で終わります。
プロパンガスから都市ガスへ切り替えをすれば、ガスボンベもいらなくなるのでスッキリしますよ!
費用などはご家庭によって異なるため、まずは北ガスへお気軽にお問い合わせくださいね。
まとめ
・家庭で使われるガスは「都市ガス」と「プロパンガス」の2種類。都市ガスは天然ガスを原料として安全性と価格の安定性が高く、プロパンガスは圧縮することで保管や搬送が容易になるという特徴を持っています。
・都市ガスは価格がプロパンガスに比べて安いのが最大のメリット。ただし、地中のガス管を通しての供給となるため、新たに都市ガスを利用するためには自宅地下までガス管を引き込む工事(有料)が必要となります。元々ガス管が通ってないエリアでは利用することはできません。
・プロパンガスは都市ガスと比べて価格が高めですが、都市ガスのような供給用のガス管が不要なため、どの地域でも利用することができます。
・導入時のガス管工事費などが無償である代わりに、その分を毎月のガス料金で分割払いとなっている場合がある、ガスボンベを契約者の自宅へ届ける搬送コストが料金に反映される場合があるなど、プロパンガスが高くなってしまう要因はいくつかあります。また、プロパンガスは会社ごとに自由に料金が設定できるため、会社によって価格が異なります。
・環境にやさしく価格の安定性も高い天然ガスは次世代の新しいエネルギー。世界中の様々な国で発掘が進められ、ガス機器以外にも色々な場面で活用が進められています。都市ガスのガス管が通っているエリアであれば都市ガスへの切り替え工事はカンタンです。ご検討される方は北ガスへぜひお問い合わせください。
著者情報
エネルギー企画グループ
販売支援企画チームリーダー
工藤 鉄也(くどう てつや)
こんにちは!北ガスの工藤です。
札幌市南区生まれの南区育ち、学生時代はサッカーをずっとやっていました!
ガスへの切り替え営業担当を経て、現在は営業全般の企画を担当しております!
お客さまに喜んでいただける記事をお届けできるようがんばります!