灯油タンクの積雪は危険?リスクと備えをチェックしよう
2022.05.20 更新
こんにちは、北ガスの工藤です。
エネルギー源として灯油を利用している家では、屋外に大きな灯油タンクを備えています。
しかし、雪が降る地域では灯油タンクへの積雪に注意!
灯油タンクに雪が積もったり凍結したりすることで、思わぬリスクがあるんです。
今回は灯油タンクへの積雪によるリスクについて解説。
灯油タンクに雪が積もるとどんな危険や心配があるのか、灯油タンクのリスクを防ぐための注意点などをご紹介します。
灯油タンクに雪が積もることで起こるリスクとは
給湯や暖房などに灯油を使用している一戸建てでは、屋外に大きな灯油タンクを設置しています。
冬になると灯油タンクの上にも雪が降り積もりますが、その雪を放置していると次のようなリスクがあるので注意が必要です。
灯油タンク上部のパイプが雪で詰まる
灯油タンクの上部には空気を取り入れるためのパイプがあり、雪で詰まるとタンクから灯油が出てこなくなります。
つまり、暖房機器や給湯機器へ給油がされなくなり、冬にストーブが付かない!給油ができない!という事態に。
灯油タンクが凍結する
温度差によってタンク内に結露が発生すると水滴が出ます。
その水滴がタンクへの積雪で冷やされて灯油タンク内で凍結してしまう恐れがあります。
この場合も、灯油が出なくなってしまうので要注意。
タンク内の水滴の凍結は温めて溶かすのは危険ですし、タンクの交換も難しいことです。
気温が上がって自然に溶けるのを気長に待つしかありません。
タンクや配管が損傷する、雪で埋まる
凍結や落雪によってタンク本体や給油管が破損すれば、そこから灯油が漏れ、火災や周辺環境へ悪影響を与えるリスクがあります。
灯油タンクに雪が積もったら除雪を忘れずに!除雪時の注意点は?
灯油タンクやその周りに雪が積もったら、上記のようなトラブルが発生する前に除雪をしましょう。
とくに冬は灯油の使用量も多いですから、タンクの油量ゲージをこまめに確認し、灯油タンクが空にならないように気をつけたいものです。
灯油の配達を頼む際には、灯油タンクやその周りをしっかり除雪しておいてくださいね。
除雪作業の際には、誤って灯油タンクや配管を傷つけないように注意!
除雪作業によって灯油タンクや配管を損傷させてしまい、油漏れにつながることがあります。
雪で埋もれて配管の場所が分かりにくくなるので、あらかじめ目印などを立てておくと良いですよ。
吹雪や大雪の場合には、灯油タンク周りのチェックだけでなく、ストーブの排気口が雪でふさがれていないかも確認しておきましょう。
積雪時の灯油タンクのリスクに備えられるエネルギー源は?
積雪があるような冬の寒い時期に、灯油タンクにトラブルが起きて暖房や給湯が使えなくなると大変!
そのようなことがないように、灯油タンク周りはこまめに積雪や落雪をチェックし、除雪を行いましょう。
なお、都市ガスならガス管による供給なので、屋外への大きなタンクの設置は不要!
除雪の必要もなくタンク設置場所を有効活用できますし、灯油残量のチェックや灯油切れの心配もありません。
冬の灯油タンクの除雪や灯油残量の管理が大変という方は、ぜひ都市ガスへの切り替えも検討してみてくださいね。
灯油・オール電化などから天然ガスに切り替えたお客様の声もあわせてご覧ください。
まとめ
●灯油タンクに雪が積もると、上部にある空気を抜くパイプに雪が詰まり、灯油が出てこなくなることがあります。
そのほかタンク本体や配管が雪により凍結・破損して、使えなくなったり油が漏れたりするリスクも。
タンクの凍結は解凍に時間がかかることもあり、一度凍結すると大変です。
●雪による灯油タンクのトラブルを防ぐためには、こまめな除雪が必要。
落雪によってタンクや配管に破損がないかなどもあわせて確認してください。
●雪による灯油タンクのトラブルで冬に灯油が使えなくなると大変。
都市ガスならガス管による供給なので、タンクの設置は不要です!
灯油切れの心配もなく、いつでも安心して暖房や給湯を利用できますよ。
光熱費の削減やエネルギー源の変更を考えている方は、ぜひ都市ガスへの切り替えも検討してみてはいかがでしょうか。
おトクになった事例もぜひご覧ください!
著者情報
エネルギー企画グループ
販売支援企画チームリーダー
工藤 鉄也(くどう てつや)
こんにちは!北ガスの工藤です。
札幌市南区生まれの南区育ち、学生時代はサッカーをずっとやっていました!
ガスへの切り替え営業担当を経て、現在は営業全般の企画を担当しております!
お客さまに喜んでいただける記事をお届けできるようがんばります!