灯油ボイラーから水漏れする!原因や対応策を徹底解説
2023.08.01 更新
こんにちは、北ガスの工藤です。
灯油ボイラーからの水漏れを放置していると、床が濡れて床材が腐ったり、集合住宅であれば階下漏水する恐れもあります。
また、漏れた水が排気通路部を塞いでしまい、排気ガスが外に出ていくことができず、新鮮な酸素ではなく排気ガスを使って燃焼してしまうことによる不完全燃焼や漏電につながる恐れもあります。
水漏れがあった場合は、早急に対応が必要です。
そこで今回は、灯油ボイラーの水漏れに気付いたときの対応について解説。
水漏れの原因を知るために確認すべきポイントや、修理、交換が必要な状況などを詳しくお伝えします。
目次
灯油ボイラーから水漏れする原因は何?
灯油ボイラーからの水漏れの原因として、よくあるのはボイラーや給水・給湯配管の経年劣化です。
灯油ボイラーの使用期間が長くなると経年劣化により、配管に破損や亀裂が発生したり、接続部分が緩んだりする可能性があります。
特に、接続部分に使われているパッキンは消耗品なので、長い期間使用することで油が抜けて固くなってしまいます。
劣化したパッキンは弾力性が失われ、隙間ができて水漏れの原因になりやすいです。
また、ボイラー内で水が通る管に針で開けたような小さな穴「ピンホール」が開いて、水漏れしているケースも。
これは長年の水圧や気泡による圧力が積み重なり、管が劣化して発生する可能性があります。
同じように長年圧力を調整して負荷がかかっている安全弁・減圧弁といった部分も、経年劣化で故障につながる可能性があります。
北海道などの寒冷地の場合は、凍結が原因になることも。
気温が低いとボイラー内部の配管内の水が凍結し、配管に亀裂が生じたり破損したりして水が漏れてしまいます。
灯油ボイラーから水漏れするならここを確認して対応を!
灯油ボイラーからの水漏れを放置するのは危険!
灯油ボイラーの水漏れに気づいたら、どこから水が漏れているかを確認しましょう。
チェックすべき箇所は以下の点です。
- 給水・給湯管
- 給水・給湯管とボイラーの接続部分
- 安全弁
- 減圧弁
そのほか、ボイラー本体から水が漏れていないかも確認してくださいね。
配管やボイラーの故障の可能性がある場合は、給水バルブを閉めてボイラーへの給水を止め、早めに業者へ連絡しましょう。
どこから水漏れしているのか確認して伝えておくと、その後の対応がスムーズです。
灯油ボイラーが水漏れする場合の修理・交換の基準は?
灯油ボイラーの水漏れを放置すると、床が濡れて床材が腐ったり、集合住宅であれば階下漏水する恐れもあります。
場合によっては、不完全燃焼により一酸化炭素や煙が発生したり、基盤がぬれて漏電するなど重大な事故につながる可能性もあり、大変危険です。
できるだけ早く修理や交換を検討しましょう。
配管とボイラーの接続部分に使われるパッキンの交換や、接続部分の緩みの増し締めなどで対応できるなら修理でも良いですが、ボイラー自体の故障がある場合は交換も検討を。
修理で対応するか、思い切ってボイラーを交換するかの判断基準のひとつは使用年数です。
一般的に灯油ボイラーは10~12年程度で寿命が来るといわれていますので、使用期間が寿命に近く、不具合による水漏れが気になるようなら交換のタイミング。
重大な故障につながる前に、交換することをおすすめします。
ボイラーが故障してしまうとお湯が使えなくなるので、その日から困りますし、不完全燃焼や漏電といった事故も心配です。
また、商品の製造終了から一定期間がたつとメーカーでも部品の保存が終了し、スムーズに修理ができない可能性もあります。
ボイラー交換時に家庭のエネルギーを切り替える選択肢も!
ボイラー交換のタイミングで、家庭のエネルギーを灯油から都市ガスに切り替えるという選択肢もありますよ。
ガスボイラーはパワフルな瞬間湯沸かし方式で、スイッチひとつでいつでもすぐにたっぷりお湯が使えます。
熱効率の良い都市ガスボイラー「エコジョーズ」なら、毎月の光熱費を削減できる可能性もありますよ。
ご家庭のエネルギーを都市ガスに変更することで、光熱費がこんなにおトクに!
※延床面積120㎡の一戸建て住宅で、4人家族、設定温度23度、暖房時間24時間。詳細な試算条件はこちらでご確認ください。
都市ガスはガス管を通しての供給なので、給油の手間や灯油切れの心配がなく、燃焼時のススも発生しないのでメンテナンスの手間も少ないです。
ボイラー交換のタイミングには、ぜひ都市ガスへの切り替えも検討してみてくださいね!
まとめ
●灯油ボイラーの水漏れの原因として多いのは、配管やボイラー内部の部品の経年劣化です。
経年劣化により配管に破損や亀裂が起こる、部品の緩みや故障、パッキンの劣化による隙間の発生、ボイラー内の水管の破損などが起こる可能性があります。
●灯油ボイラーからの水漏れに気づいたら、まずはどこから水が漏れているのかを確認しましょう。
配管とボイラーの接続部分、安全弁、減圧弁、ボイラー本体などをチェック。
●灯油ボイラーの不具合や故障による水漏れなら、早めに修理や交換を依頼しましょう。
灯油ボイラーの寿命は10~12年程度といわれていますので、10年近く使用しているボイラーで不具合が気になる場合は交換をおすすめします。
光熱費の削減やエネルギー源の変更を考えている方は、ぜひ都市ガスへの切り替えも検討してみてはいかがでしょうか。
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著者情報
エネルギー企画グループ
販売支援企画チームリーダー
工藤 鉄也(くどう てつや)
こんにちは!北ガスの工藤です。
札幌市南区生まれの南区育ち、学生時代はサッカーをずっとやっていました!
ガスへの切り替え営業担当を経て、現在は営業全般の企画を担当しております!
お客さまに喜んでいただける記事をお届けできるようがんばります!