灯油ボイラーの煙突から煙が出たら要注意!? 確認点や対応策をチェック
2023.08.01 更新
こんにちは、北ガスの工藤です。
もし灯油ボイラーの煙突から黒煙が出ていたら、不完全燃焼を起こしている可能性があるので要注意!
ただし、白煙の場合は異常ではないケースもありますので、状況をしっかりチェックしたいものです。
そこで今回は、灯油ボイラーの煙突から煙が出ている場合の原因と対応について解説します。
原因を確認するためのチェックポイントや、修理・交換の判断基準などをお話ししますので、ぜひ参考にしてくださいね。
灯油ボイラーの煙突から煙が出る原因は何?
灯油ボイラーの煙突から煙が出ている場合、不完全燃焼を起こしている可能性があります。
経年劣化による部品の不具合のほか、バーナーや熱交換器にススがたまる、雪国では落雪により排気筒がつぶれる・ふさがるといったことから、不完全燃焼につながってしまうことがあります。
灯油ボイラーの煙突から黒い煙が上がっている場合は、不完全燃焼を疑ってくださいね。
白い煙が出ている場合は、同じように不完全燃焼の可能性もありますが、排気中の水蒸気や湯気で白く見える可能性もあります。
寒い日に口から吐く息が白く見えるのと同じ現象で、白い煙が上がって自然に消えていくようなら異常ではありません。
灯油ボイラーの煙突から煙が出たならここを確認して対応を!
まずは煙の色が黒いか白いかを確認!
黒煙が上がっている場合は、不完全燃焼の可能性があるため、すぐに使用をやめて業者へ連絡をしましょう。
白煙の場合やいまいち判断がつかない場合は、音や臭いに異常がないかをチェック。
「今まで聞いたことのないような音がする」「最近急に音が大きくなってきた」「燃焼時のススのにおいがひどい」という場合は、不完全燃焼の可能性が考えられます。
灯油ボイラーから異音がする場合の原因やチェックポイントについては「灯油ボイラーから異音がする!原因と対応策をチェック」でも詳しくご紹介していますので、ぜひご覧ください。
煙突にススがたまって酸欠状態になり、不完全燃焼状態になっている場合は、ススを掃除することで改善するケースもありますよ。
ススの掃除方法については「灯油ボイラーの掃除方法は?メンテナンスの目安もチェック!」の中でも詳しくご紹介しています。
灯油ボイラーの煙突から煙が出た場合、修理・交換の基準は?
灯油ボイラーの不具合、不完全燃焼を原因とする黒煙が出ている場合、放置は厳禁です!
バーナーや熱交換器、煙突などが劣化・不具合を起こしている可能性があり、部品の交換や本体修理などが必要となります。
重大な故障につながる前に、早めに業者へ修理の相談をしましょう。
灯油ボイラーの使用期間は一般的に10~12年程度といわれていますので、寿命に近いようなら修理ではなく交換も検討を。
長く使用して本体や部品が経年劣化している場合は、今回不具合が起きていた部分を修理しても、近いうちにまた同じような不具合を繰り返す可能性があるからです。
さらに、製品の製造終了から一定期間が経つと、メーカーでも部品の保存期間が終わってしまいます。
部品のストックがないと故障した場合の部品交換や修理ができないため、すぐ修理してもらえないという恐れも。
日常的に使うボイラーが壊れるとすぐに困ってしまいますので、「修理できない!」という事態を防ぐためにも、使用期間が10~12年など寿命に近いケースでは早めの交換を検討しましょう。
ボイラー交換時に家庭のエネルギーを切り替える選択肢も!
ボイラー交換のタイミングでは、家庭のエネルギー転換もぜひ検討を!
灯油ボイラーから都市ガスに切り替えて、ガスボイラーにするという選択肢もありますよ。
ガスボイラーはパワフルな瞬間湯沸かし方式で、スイッチひとつでいつでもすぐにたっぷりのお湯が使えます。
燃焼時にススが発生しないので、スス掃除などのメンテナンスの手間が少なく、ススがたまって不完全燃焼を起こす心配もありません!
さらに、熱効率の良い都市ガスボイラー「エコジョーズ」なら、毎月の光熱費の削減にもつながります。
ご家庭のエネルギーを都市ガスに変更することで、光熱費がこんなにおトクに!
※延床面積120㎡の一戸建て住宅で、4人家族、設定温度23度、暖房時間24時間。詳細な試算条件はこちらでご確認ください。
都市ガスはガス管を通しての供給なので、給油の手間や灯油切れの心配もありません。
ボイラー交換のタイミングには、ぜひ都市ガスへの切り替えも検討してみてくださいね!
まとめ
●灯油ボイラーの煙突から煙が出ている場合、黒煙なら不完全燃焼が考えられます。
経年劣化による部品の不具合、ススの堆積、煙突がふさがっているといったことが原因になりえます。
白煙なら不完全燃焼の場合もありますが、白い煙が上がって自然に消えていくようなら水蒸気や湯気であるケースもあり、その場合は異常ではありません。
●灯油ボイラーの煙突から煙が出たら、煙の色、ボイラーの作動音、運転中の臭いなどをチェック!
いつもと違うようなら不具合を疑い、早めに業者へ連絡してくださいね。
●灯油ボイラーの経年劣化や不具合が起こっている場合は、早めに修理や交換をしましょう。
灯油ボイラーの寿命は10~12年といわれているので、寿命に近い場合は交換をおすすめします。
光熱費の削減やエネルギー源の変更を考えている方は、ぜひ都市ガスへの切り替えも検討してみてはいかがでしょうか。
おトクになった事例もぜひご覧ください!
著者情報
エネルギー企画グループ
販売支援企画チームリーダー
工藤 鉄也(くどう てつや)
こんにちは!北ガスの工藤です。
札幌市南区生まれの南区育ち、学生時代はサッカーをずっとやっていました!
ガスへの切り替え営業担当を経て、現在は営業全般の企画を担当しております!
お客さまに喜んでいただける記事をお届けできるようがんばります!