新築に部屋干しスペースは必要?メリットやおすすめ設備をご紹介!
2025.03.27 更新
こんにちは!北ガスの酒井です。
洗濯物を外に出せない雨や風の日にリビングで部屋干ししていると、室内がジメジメして生活感も気になる…。
そんな場合に便利なのが部屋干しスペース。
新築注文住宅に部屋干しスペースをつくるとさまざまなメリットがある反面、デメリットが生まれてしまうのも確かです。
今回は、新築住宅に部屋干しスペースをつくるメリットとデメリット、おすすめの設置場所などをご紹介します。
部屋干しスペースのデメリットを解消できる、あわせて検討したい設備についても解説していますので、ぜひ家づくりの参考にしてください。
目次
新築で部屋干しスペースをつくるメリット
部屋干しスペースとは、室内に物干し竿やワイヤー、ハンガーを収納できる棚などが設置された室内干し専用の空間のことです。
部屋干しスペースを新築住宅につくるメリットを見ていきましょう。
天気や季節を気にせずに干せる
いつでも快適に室内干しができるスペースがあると、雨や強風で外に干せない日や、冬の寒くて外に出たくない時期でも、天気や季節の影響なく衣服を乾燥させることができます。
特に北海道などの寒冷地では、冬期間の外干しが難しいです。
気温が低く外に干しても乾きづらい上、雪が降れば洗濯物に積もってしまうため、部屋干しスペースがあると便利です。
また、夜間にしか洗濯ができないというご家庭でも、時間を気にせず干せるのも部屋干しスペースのメリット。
突然の雨で降って洗濯物が濡れてしまうリスクもないため、子育てや仕事などで忙しい方も効率的に家事を進めることができるでしょう。
衣類に花粉や有害物質が付かない
外に衣服を干すと、花粉や排気ガス、黄砂など、さまざまな大気中の物質が付着する可能性があります。
室内干しをすることでこれらの有害物質を洗濯物に付けることなく乾燥させられるので、小さなお子さまやアレルギー体質の方の服も安心して干すことができます。
家事動線が良くなる
間取りを工夫することで、家事動線をより効率的にすることもできます。
脱衣室の近くに洗濯機や部屋干しスペース、衣類ケースや収納スペースを設置することで、洗濯物を回収し、洗い、干し、畳んで、収納するという一連の家事をスムーズに行えます。
キッチンの近くに部屋干しスペースをつくる場合は、料理など他の家事の合間に洗濯物を干したり畳んだりといった作業をすることも可能です。
プライバシーを守って盗難を防止できる
部屋干しスペースで洗濯物を干すことで、外から見えないようにすることができます。
洗濯物によって家族構成や性別、年代などを推測されることもあるため、室内干しによってプライバシーを守ることにもつながります。
洗濯物の盗難や強風で飛ばされて紛失するといったこともありません。
新築で部屋干しスペースをつくるデメリット
部屋干しスペースにはデメリットもあります。
メリットとデメリットを比較し、予算や建物の大きさに合うかチェックしてみましょう。
他のスペースが狭くなる
室内に洗濯物を干すためのスペースを設けるためには十分な空間が必要です。
洗濯物が多い場合でも密集せず、布団などの大きなものも干せるスペースを確保するためには、個室や廊下など他の空間の広さを調整しなければならないケースもあります。
建物の大きさや他のスペースとの兼ね合いなどについてよく検討しましょう。
費用がかかる
部屋干しスペースには、室内干しポールや収納、アイロンをかけられるカウンター、採光のための天窓などを設置することもあり、初期費用がかかります。
「部屋干しをするためだけの部屋」を数百万円かけてつくることになるため、もったいないと感じる方も少なくありません。
生乾きになることもある
室内干しの場合、干し方に気をつけないと衣服が生乾きになってしまう可能性があります。
洗濯物が濡れているときには雑菌が増殖しやすいため、生乾きのままでいる状態が長く続くと生乾き臭が付いてしまうことも。
サーキュレーターや除湿器を使い、衣服の間隔をあけるなど、早く乾かす工夫が必要になります。
新築の部屋干しスペースはどこにつくるのがおすすめ?
部屋干しスペースをつくるのにおすすめなのは、洗濯物を回収する場所や洗濯機、服を収納する場所に近いところです。
これらの場所から遠いところに部屋干しスペースを設置すると、家事動線が長くなってしまって効率的に洗濯を進められなくなってしまうことも。
具体的には洗面脱衣室の中や、衣類収納やクローゼットの近くがおすすめです。
また、太陽光や風が通りやすい窓際や、外干しも併用する場合には勝手口やベランダの近くに設置するのも良い間取りとなるでしょう。
部屋干しのために専用のスペースを確保するのが難しいなら、浴室乾燥機能を使って浴室内に干すことも可能です。
ただ、洗濯物の量が多くなるとすべて同時に干せないこともあるため、家族の洗濯物がどれくらいの量になるか考えて検討しましょう。
乾かした服は家族それぞれが各自の部屋で管理するのか、ファミリークローゼットにまとめて収納するのか、ご家庭によって洗濯動線は異なります。
普段洗濯をする際の動線を確認し、現状不満に思っているポイントを書き出して、どんなレイアウトにすると効率良く家事ができるか具体的にイメージすることが大切です。
新築時にはエネファーム&ガス乾燥機導入がおすすめ!
部屋干しスペースの設置は、専用スペースに大きな初期費用がかかってしまうことや、そもそもスペースが確保できない、生乾き臭が心配…と、意外とデメリットも多いもの。
そんな方にご提案したいのが、「エネファーム×ガス乾燥機」の組み合わせです!
エネファームは、都市ガスやプロパンガスに含まれる水素と空気中の酸素と化学反応させて発電する家庭用燃料電池システム。
発電時に発生する熱を捨てずに有効活用して給湯もできるため、省エネしながらお湯洗いを利用することができます。
お湯洗いによって雑菌の繁殖を抑制して生乾き臭対策ができるだけでなく、汚れが落ちやすくなったり洗剤が溶け残ってしまうのを防いだりすることも可能。
北海道など冬の水温が低くなる寒冷地では、快適に洗濯するためにぜひ導入しておきたい設備です。
また、新築時にガス衣類乾燥機の「乾太くん」を設置する方が増えています!
ガス乾燥機があれば、部屋干しスペースは不要で、外に洗濯物を出すことによるデメリットもありません。
干す手間すらもなくなるのでかなりの時短になり、家事の負担がグッと減ります。
ガス乾燥機の中でも「乾太くん」の特長は、仕上がりの良さと乾く速さ。
パワフルな温風とプラズマクラスターによってしっかり除菌・消臭ができ、6kgの洗濯物がわずか1時間で乾きます。
洗い替えをたくさん持たなくても良くなりますよ。
「次の日にも体操服が必要!」など、お急ぎの洗濯物があるときにも重宝します。
温風が繊維を根元から立ち上がらせ、天日干しよりもふんわりやわらかな仕上がりに。
おしゃれ着には「デリケートコース」、ジーンズなど厚地のものには「厚物コース」など、洗濯物の種類に合わせて調整も可能です。
乾太くんのメリットについては、こちらでも詳しくご紹介しております。
乾太くんのメリット・デメリットを解説!おすすめなのはどんな家庭?
そして、省電力で節約しながら家事の効率をアップさせるなら、「エネファーム×ガス乾燥機」がおすすめです!
エネファームについて詳しくは、「エネファームのしくみを解説!家でエネルギーを作るイメージを持とう!」をご覧ください。
まとめ
●新築時に部屋干しスペースをつくるメリット
天気や季節、時間、花粉や大気中の有害物質などを気にせずに洗濯ができるので、効率良く家事を進められる部屋干しスペース。
特に北海道など、冬に外干しできない地域では重宝するでしょう。
部屋干しスペースを設置する間取りやレイアウトによっては家事動線が良くなり、家族のプライバシーを守って洗濯物の盗難や紛失を防げるのもポイントです。
●新築時に部屋干しスペースをつくるデメリット
部屋干しスペースを設置する分、他のスペースが狭くなる可能性もあります。
初期費用やランニングコストがかかってしまいやすく、干し方に注意しないと生乾きになってしまうリスクも念頭に置いておきましょう。
●おすすめの設置場所は脱衣室やクローゼットの近く
脱衣室やクローゼットの近くに部屋干しスペースを設置すると、洗濯のための移動が少なくなり家事動線が良くなるでしょう。
部屋干し専用のスペースをつくるのが難しい場合には、浴室乾燥機能を使って室内干しをすることもできます。
●新築時にはエネファーム&ガス乾燥機の導入がおすすめ
省エネ家庭用燃料電池システムのエネファームなら、発電時に生まれる熱を利用して給湯ができるので、電気代を抑えながらお湯洗いができます。
温風でふんわりした仕上がりを早く実現するガス衣類乾燥機があれば、部屋干しスペースがなくても快適に効率良く洗濯を進められますよ。
新築住宅を建てる予定のある方は、「都市ガス×省エネ機器」で快適な住まいの実現を!
ぜひお気軽にお問い合わせください。
著者情報

酒井 夢(さかい ゆめ)
こんにちは!北ガスの酒井です。
生まれも育ちも北海道、生粋の道産子です!
趣味は、カフェ巡りと温泉旅行です。
最近は編み物にもチャレンジしています!
みなさまの暮らしを豊かにできるような記事をお届けできるよう頑張ります!