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エネファームは停電時に使用できる?使える電力や使用時の注意点も

2024.07.30 更新

こんにちは!北ガスの小林です。

 

給湯機能にとどまらず、発電もできるエネファーム。

停電時には携帯電話の充電、テレビ・照明等の家電やシャワー・入浴や暖房などを使うことができ、災害時の備えとしても役立ちます。

 

今回は、エネファームが停電時に使えるケースと使えないケースについて解説し、停電時に使用できる時間・電力量・家電例などをご紹介します。

エネファームを停電時に使用する際の注意点についてもお伝えしますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

停電

 

 

エネファームは停電時に使える?

停電時にも頼りになるエネファームですが、停電時に電気が使えるケースと使えないケースがあります。

それぞれのケースに分けて解説します。

 

停電時に使用できるケース

停電になってもエネファームが発電中なら、発電を継続できる「発電継続機能(つづけて発電)」があるので、引き続き電気が使えます。

 

また、エネファームが停止している状態で停電してしまった場合でも、外部電源で最初の発電に使うエネルギーを供給する「自立起動発電機能(つなげて発電)」で発電が可能。

具体的には、蓄電池や発電機、車のバッテリーなどにエネファームの電源プラグを差し替えて発電させます。

 

なお、エネファームでは、停電時に発電が停止している状況を避けるための「停電そなえ発電」という機能を利用できます。

停電そなえ発電は、気象情報と連動して停電予測情報を察知し、エネファームが発電している状態を維持します。

 

停電予測情報をキャッチしていない場合でも、手動で停電そなえ発電モードに変更することが可能なので、外部電源の用意が難しい場合は、このような機能も活用しましょう。

 

停電時に使用できないケース

基本的には停止中でも起動が可能なエネファームですが、それは停電時発電継続機能を搭載している場合です。

そのため、停電時発電継続機能や自立起動対応機能の搭載のないエネファームでは、停電時の利用ができません。

 

また、先ほどお伝えした通り、停電時発電継続機能があっても、エネファームが発電停止中の停電で、外部電源につなげることができない場合は発電ができません。

 

停電時発電継続機能は、2015年以降に発売されたエネファームに搭載されています。

リモコンからも搭載を確認でき、メニューに「停電機能」があれば停電時も対応可能です。

※パナソニック製の場合

 

これからエネファームを導入したいと考えている方は、停電への備えのある機種をご案内できますので安心してくださいね!

 

なお、北ガスで現在取り扱っているエネファームも「停電時発電継続機能(停電時あんしん発電)」付きが標準!

太陽光発電とのダブル発電やハイブリット蓄電システムとの連携も可能です。

※ハイブリッド蓄電システムとの連携はオプションです

 

停電時に電気が使えるだけではなく、給湯・暖房も使用できるのがエネファームのメリット。

電気・ガス・水道のいずれかが止まっても対応できる機能(レジリエンス機能)を標準搭載しており、積雪寒冷地にこそ備えて安心なシステムです。

レジリエンス機能について詳しく知りたい方は、「エネファームのレジリエンス機能を解説!災害への備えを強化しよう」も参考にしてみてくださいね。

 

 

停電時にエネファームはどのくらい使える?使える電力や家電の例

ライト

停電時、エネファームは最長で約8日間発電可能。

最大電力量の目安は約500W※です。

使用する際は、使用したい電化製品等を停電時専用コンセントにつないで使用します。

 

例えば、使用電力の目安は以下のようなものです。

  • LED照明スタンド(約10~40W)
  • 液晶テレビ(約70~90W)
  • ノートパソコン(約50~60W)
  • 携帯電話の充電(約10~15W)
  • 扇風機(30~60W)など

 

消費電力が約500W※以内であれば、これらの家電を同時に使用してもOKです。

※バックアップ熱源機で使用する電力を含む

 

発電量や電力使用量はエネファームのリモコンに表示されるので、参考にしながら使うと良いでしょう。

 

テレビやノートパソコン、携帯電話などが使えると、正確な情報を入手できるため、非常時に役立ちます。

停電が長引くと不安になりますが、復旧状況などを知ることで心にもゆとりを持つことができるでしょう。

 

また、電気のほかにも、エネファームならお風呂や暖房なども使用可能です。

 

 

エネファームを停電時に使う際の注意点

エネファームを停電時に使う際の注意点を解説しますので、チェックしておきましょう。

 

一度にたくさんの家電を使用しない

先ほども少しお伝えしましたが、エネファームの最大使用電力は約500Wが目安です。

使用電力が約500W以内であれば同時に使用できますが、オーバーしてしまうとエネファームの電力は使用できません。

 

例えば、ドライヤーやホットプレート、食洗機など電力量の大きな家電は使えないので、非常時の緊急用電力としての使用にとどめておくのが良いでしょう。

 

エネファームのリモコンに表示される電力使用量を参考にして、停電時にどの家電が使えそうかを事前にシミュレーションしておくと安心です。

 

貯湯タンクが満タンにならないようにお湯(水)を排出する

エネファームは貯湯タンクのお湯(水)が満タンになると自動的に発電が停止します。

停電が予測される場合は、貯湯タンクのお湯を浴槽に貯めておくなどの方法をとり、お湯を排水しておきましょう。

 

なお、2021年以降に発売された機種では自動でお湯を浴槽に排出できます。

「停電発電中」や「停電そなえ発電中」には、自動で浴室排水設定に切り替わるので便利です。

 

ガスが止まると使用できない?

2021年以降に発売されたエネファーム(パナソニック製)は、電気・水道・ガスのいずれかが止まっても災害に対応できる機能を搭載しています。

※2021年以前に発売されたエネファームは、ガスが停止してしまうと使用できなくなってしまいます。

 

ただし、ガスが停止するのは、ガス設備の破損以外に、ガスメーター(マイコン)の安全装置がガス漏れや震度5程度以上の地震を検知したときなどです。

 

地震などでガスメーターの安全装置が作動して止まった場合は、ご自身の簡単な操作で復帰操作可能。

ガスメーター(マイコン)で安全さえ確認できればすぐにガスの供給を再開できます。

 

身近な例ですと、2018年に発生した胆振東部地震の全道ブラックアウト停電の際には、都市ガスは止まることなく供給されていましたので、エネファームの停電対応機能で、ご家庭で電気もお湯も使えたという事例がありました。

 

停電は、台風や大雪などで起こることも多いですが、ガスはそれらの影響を受けることはあまりないので、エネファームで停電に備えることができるでしょう。

 

 

まとめ

●エネファームは停電時に使えるケースと使えないケースがある

エネファームが停電時に使用できるのは、発電中に停電が発生したときや、発電停止中の停電でも外部電源を使用して発電できる場合。

しかし、「停電時発電継続機能」「自立起動対応」のないエネファームの場合は、停電時の発電ができません。

 

●停電時のエネファーム使用可能時間や使用できる電力・家電例

停電時、エネファームは最長で約8日間発電可能。

最大電力量の目安は約500Wまでなので、約500W以内なら携帯電話の充電や照明スタンドなどの複数の家電が同時に使用できます。

 

●エネファームを停電時に使う際の注意点

一度にたくさんの家電を使用しない、貯湯タンクが満タンにならないようにお湯を排水するなど使い方に注意しましょう。

 

なお、北ガスでもエネファームのご案内を行なっております!

新築住宅を建てる予定のある方は、「都市ガス×省エネ機器」で、もしものときにも備えられる住まいを実現しましょう!

 

著者情報

小林 未歩(こばやし みほ)

小林 未歩(こばやし みほ)

こんにちは!北ガスの小林です。
東京で生まれ育ちIターン就職で札幌に来ました!
趣味は愛犬とのお出かけとランニングです。
お客さまに喜んでいただける記事をお届けできるようがんばります!