灯油ボイラーでお湯がぬるい!確認点や対応策を知ろう
2023.08.01 更新
こんにちは、北ガスの工藤です。
灯油ボイラーの給湯で出てくるお湯がぬるいと感じる場合、温度設定の問題やボイラーが故障している可能性があります。
何が原因か確認して、焦らずに対応したいものですよね。
そこで今回は、灯油ボイラーのお湯がぬるい場合に考えられる原因とその対応策をご紹介。
まずは何をチェックすべきか、もし灯油ボイラーが故障していたら修理と交換のどちらにすべきかなど、ぜひ知っておいていただきたい情報をお伝えしていきます。
灯油ボイラーでお湯がぬるい原因は何?
灯油ボイラーを使っていてお湯がぬるい場合、以下のような原因が考えられます。
給湯の温度設定が低い
家族が給湯温度の設定を変更したなどで、設定温度が低くなっている可能性があります。
外気温が低い
冬で外が寒い場合などは水道水が冷たくなるので、同じ温度設定でも夏よりお湯がぬるくなる可能性があります。
灯油ボイラーの故障や不具合
灯油ボイラーの故障で燃焼が正しく行われていなかったり、ミキシングバルブという温度調節をする部品が故障していたりする可能性があります。
また、ボイラー内にススが詰まって排気が抜けず、不完全燃焼を起こしてエラーが出ている可能性もあります。
蛇口の故障や不具合
灯油ボイラーではなく、蛇口部分のサーモスタット温度調節機能が故障している可能性があります。
灯油ボイラーでお湯がぬるいならここを確認して対応を!
灯油ボイラーでお湯がぬるい場合、まず知りたいのは設定の問題なのか、故障や不具合なのかという点ですよね。
まずは灯油ボイラーの設定温度は正しいか、リモコンにエラー表示が出ていないかを確認します。
設定温度が低くなっていれば必要な温度に設定し直し、冬の場合には夏よりも少し温度を上げてみても良いでしょう。
エラー表示が出ている場合は取扱説明書やメーカーのホームページなどを見て、エラー番号ごとの対処をしましょう。
ボイラーの機種によってはエラー表示が出るまでに時間がかかるものもあるので、少し長めにお湯を出して確認してください。
給湯時にボイラー本体の燃焼ランプやリモコンに燃焼マークが出ているかも確認を。
燃焼マークが出ているのにお湯がぬるい場合は、燃焼が正しく行われていない、温度調節が上手くいっていないという可能性があります。
燃焼マークが出ていないなら、ボイラーが正しく稼働していないか、蛇口の故障の可能性も考えられます。
また、お湯がぬるくなるのは家全体でしょうか、それとも特定の場所だけでしょうか。
家全体ならボイラーに問題が、特定の場所だけならその蛇口が故障している可能性があります。
温度設定の変更やエラー表示への対処などで解決できれば問題ありませんが、灯油ボイラーや蛇口の故障が疑われる場合には早めに業者へ連絡しましょう。
定期的にボイラー本体を清掃してススなどの付着を防ぐことも、故障防止につながります。
お湯がぬるい場合に灯油ボイラーの修理・交換の基準は?
灯油ボイラーの不具合、故障が原因でお湯がぬるい場合、修理や交換が必要です。
故障しているところだけ修理をして様子を見るか、この機会にボイラーを取り換えてしまうか、悩むところですよね。
修理か交換かの判断材料の1つにしてほしいのは、灯油ボイラーの使用年数です。
灯油ボイラーの寿命は10~12年程度といわれているので、もし使用期間が寿命に近いなら修理ではなく交換がおすすめです。
寿命が近づいている灯油ボイラーは、経年劣化や消耗からどうしても不具合や故障が起こりやすい状態。
今回修理をしても、またすぐに同じような不具合が発生する可能性が高いです。
また、商品の製造が終了してから一定期間が経つと、メーカーでも修理用部品の保存が順次終了していきます。
故障のタイミングによっては「部品がなくて修理ができない!」という可能性もあるのです。
給湯器はキッチンやお風呂で毎日使うものですから、使用期間が長くなっているものならなおさら、故障して困る前に交換を検討しましょう。
ボイラー交換の際にはエネルギーの切り替えもぜひご検討を
ボイラーを新しいものに交換するなら、そのタイミングで都市ガスのガスボイラーへの交換もぜひご検討を!
ガスボイラーは燃焼時にススが発生しないのでメンテナンスの手間が少なく、都市ガスはガス管を通して供給されるので、給油の手間や灯油切れの心配もありません。
熱効率の良い省エネガスボイラー「エコジョーズ」なら、毎月の光熱費を抑えられる可能性がありますよ。
エネルギーを都市ガスに切り替えることで、光熱費がこんなにおトクに!
※延床面積120㎡の一戸建て住宅で、4人家族、設定温度23度、暖房時間24時間。詳細な試算条件はこちらでご確認ください。
ボイラー交換のタイミングには、ぜひ都市ガスへの切り替えも検討してみてくださいね!
まとめ
●灯油ボイラーでお湯がぬるいと感じる場合、設定温度が低い、冬の寒さの影響を受けているほか、ボイラーや蛇口の故障・不具合の可能性があります。
●お湯がぬるい原因を確認するには、設定温度は正しいか、エラー表示は出ていないか、燃焼マークがついているかなどを確認してください。
ボイラーや蛇口の故障が疑われる場合は、早めに業者へ連絡しましょう。
●灯油ボイラーの寿命は10~12年程度といわれているため、もし寿命に近い期間使用しているのなら、修理ではなく交換をおすすめします。
製造終了から長い期間が経っていると、メーカーでも部品保存が終了していて、修理ができない可能性もあります。
光熱費の削減やエネルギー源の変更を考えている方は、ぜひ都市ガスへの切り替えも検討してみてはいかがでしょうか。
おトクになった事例もぜひご覧ください!
著者情報
エネルギー企画グループ
販売支援企画チームリーダー
工藤 鉄也(くどう てつや)
こんにちは!北ガスの工藤です。
札幌市南区生まれの南区育ち、学生時代はサッカーをずっとやっていました!
ガスへの切り替え営業担当を経て、現在は営業全般の企画を担当しております!
お客さまに喜んでいただける記事をお届けできるようがんばります!