次世代住宅ポイント制度、リフォームの場合はどうなる?対象や条件など徹底解説!
2020.01.06 更新
こんにちは、北ガスの松岡です。
消費税増税対策の一つとして住宅の新築やリフォームを対象とする「次世代住宅ポイント制度」がスタートしました。
今回は、次世代住宅ポイント制度の中でも「リフォーム」の場合についてを解説。
次世代住宅ポイント制度の対象となるリフォーム内容や条件、どんなメリットがあるのか、制度を利用するための手続きなどをご紹介します。
まずは次世代住宅ポイント制度の概要から!リフォームの場合は?
次世代住宅ポイント制度とは、一定の条件を満たす新築住宅やリフォームを行った場合に、さまざまな商品と交換することができるポイントがもらえるという制度です。
2019年3月に国会で予算案が成立し、2019年10月からの消費税増税対策の一つとしてスタートしました。
2019年6月3日よりポイント申請の受付がすでに始まっています。
ポイント付与の対象になるリフォームは、2019年4月から2020年3月に請負契約、着工し、2019年10月から2020年3月の間に引き渡しを受けたものに限ります。
ただ、例外として2018年12月21日から2019年3月に請負契約した場合でも、着工が2019年10月以降であれば、ポイント付与の対象となります。
新築・リフォーム内容によって、新築の場合は最大35万ポイント、リフォームの場合は最大60万ポイントがもらえます。
リフォームの場合は省エネ性や耐震性の向上、バリアフリーや家事負担軽減に関わるリフォームを行った場合が対象です。
ポイントは1ポイント1円換算で、さまざまな商品と交換することができます。
リフォームの次世代住宅ポイント、対象になるものやポイント数は?
次世代住宅ポイント制度の対象となるリフォームは、省エネ性や耐震性アップ、バリアフリーや家事負担軽減を目的としたものとなります。
では、対象となるリフォーム内容や付与されるポイント数をご紹介します。
窓やドアなどの断熱改修工事
- 窓ガラス交換:1枚あたり2,000~7,000ポイント
- 内窓設置・外窓交換:1箇所あたり13,000~20,000ポイント
- ドア交換:1箇所あたり24,000~28,000ポイント
外壁、屋根・天井または床の断熱改修工事
- 外壁:50,000~100,000ポイント
- 屋根・天井:16,000~32,000ポイント
- 床:30,000~60,000ポイント
エコ住宅設備の設置
- 太陽熱利用システム:24,000ポイント
- 節水型トイレ:16,000ポイント
- 節湯水栓:4,000ポイント
- 高断熱浴槽:24,000ポイント
- 高効率給湯機:24,000ポイント
バリアフリー改修
- 手すりの設置:5,000ポイント
- 段差解消:6,000ポイント
- 廊下幅等の拡張:28,000ポイント
- 衝撃緩和畳の設置:17,000ポイント
- ホームエレベーターの新設:150,000ポイント
耐震改修
- 旧耐震基準で建築された住宅を現行の耐震基準に適合させる:150,000ポイント
家事負担軽減に資する設備の設置
- ビルトイン食洗機:18,000ポイント
- 掃除しやすいレンジフード:9,000ポイント
- ビルトイン自動調理対応コンロ:12,000ポイント
- 宅配ボックス:10,000ポイント
- 掃除しやすいトイレ:18,000ポイント
- 浴室乾燥機:18,000ポイント
※次世代住宅ポイント制度の事務局に登録された型番の製品を使用した工事のみが対象
そのほか、リフォーム瑕疵保険への加入やインスペクション(建物状況調査)の実施などについてもポイントが付与され、自分が住むことを目的に中古住宅を購入して上記のリフォームを行った場合は各工事のポイント数が2倍となります。
また、若者・子育て世代が中古住宅を購入して、一定規模以上のリフォームを行った場合は100,000ポイントが付与されます。
※若者・子育て世代とは、2018年12月21日の時点で40歳未満の世帯、18歳未満の子を有する世帯、または申請時に18歳未満の子を有する世帯が該当します。
各工事の合計ポイント数が上限内で付与され、リフォームの場合は最大60万ポイントが上限!(諸条件あり)
60万ポイントでは60万円分の商品と交換することができます。
※商品券への交換や工事代金へ充当することはできません
北ガスグループで取り扱っているエコ住宅設備のエコジョーズ(高効率給湯機)、家事負担軽減設備のビルトインコンロ、レンジフード、浴室乾燥機の設置などが対象です。
この機会に省エネ設備や便利な家電の設置をぜひ検討してみてはいかがでしょうか。
なお、ご家庭の設備を見直すタイミングで、灯油や電気から都市ガスへ切り替えるご家庭も増えてきています。
エネルギーを切り替えたご家庭の事例もご紹介しておりますので、ご参考にしてくださいね!
次世代住宅ポイントの手続きやもらえる期間、交換できるものは?
次世代住宅ポイントをもらうには、消費税10%でのリフォーム工事を契約し、工事の完了・引き渡しが済んだ後にポイント発行申請が必要です。
【必要書類】
- ポイント発行申請書
- 工事請負契約書
- リフォーム工事証明書
- 申請者(担当者)の本人確認書類
- 対象工事内容等に応じた性能を証明する書類 など
※そのほか工事内容や申請方法によって必要な書類が異なります
ポイント発行申請はリフォームを行った本人が行いますが、リフォーム業者が代行することも可能です。
1,000万円以上のリフォーム工事については、工事完了前でもポイント発行申請をすることができます。
その場合は工事完了後に改めて完了報告の提出が必要です。
次世代住宅ポイントで交換できる商品とは
リフォーム工事で付与された次世代住宅ポイントは、1ポイント1円換算で対象商品と交換することができます。
500ポイントから商品と交換可能です。
省エネや家事負担軽減に関する家電製品、健康関連商品、子育てグッズ、防災グッズ、地域特産品、食料品などさまざまな商品がラインナップされています。
例)液晶テレビ、エアコン、洗濯機、キッチン用品、ベビーカー、車椅子など
国土交通省のサイトから検索することも可能ですのでぜひチェックしてみてください。
対象商品は2020年3月末まで随時追加される予定です。
現時点では商品交換申し込みは2019年10月1日~2020年6月30日までの予定です。
期限をすぎるとポイントは失効してしまうので注意しましょう。
まとめ
・2019年10月からの消費税増税に対する景気対策の一つとしてスタートした「次世代住宅ポイント制度」。一定の要件を満たす住宅の新築やリフォームに対しポイントを発行し、さまざまな商品と交換することができるという制度です。
・リフォームでは一定の省エネ性や耐震性、バリアフリー機能や家事負担軽減機能を付加するリフォーム工事が対象。具体的には窓やドア、外壁などの断熱改修工事や高効率給湯機といったエコ住宅設備の設置、食洗機や浴室乾燥機といった家事負担軽減設備の設置などです。中古住宅を購入してリフォームする場合や若者・子育て世代のリフォームに関してもポイントが交付され、リフォームでは最大上限が60万ポイントとなります。
・次世代住宅ポイント制度を利用するには、消費税10%で対象のリフォーム工事を契約し、工事が完了・引き渡しが済んでからポイント発行申請が必要です(1,000万円以上の工事の場合は完了前に申請も可能)。交換可能商品は省エネ家電や子育てグッズ、食料品などさまざま。2020年3月末までがポイント発行申請期限となっています(予算の執行状況に応じて2020年3月31日までに公表)。
北ガスグループで取り扱っているエコ住宅設備のエコジョーズ(高効率給湯機)、家事負担軽減設備のビルトインコンロ、レンジフード、浴室乾燥機の設置などが対象です。
各商品についてはショールームで詳しく知ることもできますよ!
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ショールームでは商品の販売を行っていないので「行ったら買わないといけないのかな…」というご心配も無用!
ガス機器の買い替えや都市ガスへの切り替えなど、お悩みの方はショールームスタッフがご相談を承ります。ぜひお気軽にご質問くださいね。
著者情報

第二営業部 エリア開発グループ
戸建営業チーム 北ユニット
松岡 留美 (まつおか るみ)
こんにちは!北ガスの松岡です。
入社3年目になりました。入社以来、戸建住宅にお住まいの方へ都市ガスのある暮らしをご提案しています。
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☆プロフィール☆
1994年生まれ O型
趣味:温泉めぐり